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ここ7年で中国の貿易総額は日本と米国を抜いてトップに躍り出た。
その中国経済が減速し、発表されるデーターがでたらめでは世界はたまらない
(出典 JETRO )

 
 

6年前のリーマンショックからいち早く立ち直ったのが他ならぬ中国。 その後の急回復ぶりは目を見張る勢いで、世界中の企業が中国詣(もう)で をするところとなった。 今や中国が最大の取引相手国となった国々は数多く、その主たる国のベスト5は日本、米国、オーストラリア、ブラジル、韓国。  中でも我が国は取引量の20%に達している。 

もしも、中国の発展が足が地に着いたものであったら、中国様々の状況が当分続くことになっただろうが、そうはいかなかったことは最近のニュースを見れば一目同然。 それはなにゆえか? 急成長の要因が中国政府のばらまいた4兆元〈約50兆円)による水ぶくれにあったからである。

日本政府がリーマンショックからの復興に向けた予算の10倍近い50兆円という巨大マネーは、使いもしないインフラや人の住まない住宅建設に向けてばらまかれたのだ。 地方政府の役人 たちはその流れに乗って、出世と収賄のため競って計画性のない事業を展開してきたのである。 その一例として中国のあちこちに巨大な幽霊都市が出現していることは 、何度もお伝えしている通りである。

その結果、人件費は高騰し世界の企業が中国進出の最大の要因としていた、低賃金によるコスト削減 の思惑は見事に的外れとなってしまった。 今や外国企業だけでなく中国企業でさえ、新興国に価格競争で負けてきているため、東南アジア各国に移転する有様となっている。 そのため 各都市で工場の閉鎖が相次ぎ、製造業が集まった広東省の東莞市(とうかんし)ではこの1年で4000社を越す企業が倒産している。

中国企業には新規の技術開発力がなく、世界に誇るコピー(ものまね)技術だけでやって来たという現実がある。 そのために、メイドインチャイナのブランド品が生まれないまま今日に至っている。 それゆえ、売り物だった低賃金労働者が消えてしまっては、 中国経済が立ち行かなくなって当たり前である。

 
 

 
 


倒産が相次ぐ中国、広東省・東莞市ではこの1年で4000社超が倒産している。

 
 

こんな状況下の中国の国内総生産(GDP)が今もなお7%だというから、驚かされる。 さすがにここに来て我が国の経済評論家もこの7%と言う数値には疑問を生じ始めている。 私はもう何年も前から 、中国政府の発表するGDPはまやかしの数値であるから、対前年比14%増と言ったら6%を引いた8%が本物の数値だと思っておいた方が良い、と言ってきた。  つまり、いま政府の発表している7%成長率は実は1%前後であるというわけである。

そんな私の考えを裏付けるメッセージが米国のウォールストリートジャーナル紙に掲載された。 ジャーナル紙は李克強首相が遼寧省(りょうねいしょう)のトップであった2007年に 、アメリカ大使に 「中国のGDPは人為的なものなので信頼できない。 経済活動を正しく把握するためには電力、鉄道輸送量、融資のデーターを見るのが一番正確だ」と語っている。

この情報は内部告発サイト、ウイキリークスが明らかにしたものであるから間違いない。 実際ロンドンの調査会社や米シンクタンクのアメリカ・エンタープライズ研究所が李克強の言う「電力」「鉄道輸送量」に基づいて計算したところ、4〜6月期のGDPは4・5〜4・8%となっている。  さらに正確な「融資のデーター」を加味したら、数値はもっと下がるはずだ。

それを裏付けるように、在米中国経済専門家の章家敦氏がCNNテレビで次のように語っている。 「中国政府関係者から入手した情報によると、政府内部では真のGDP成長率は約2%にとどまっているようだ 」。 まさに私の思っていた通りの数値である。 中国政府によるこうしたまやかしと隠蔽政策が、今回の株式市場の暴落を招くこととなった ことを考えると、下落を止めることが無理なのが分かる。 もはや中国はこれから先、奈落の底まで落ちていくしかないのだ。

 
 

 
 


GDPの拠り所となる電力消費量の伸び率は0%、 鉄道貨物の輸送量は
マイナス15%となっている。 これでGDPが7%なんて言うことはあり得ない。

 

 

 

追記 徳乃蔵ニュース

 

徳乃蔵ギャラリーの「聖なる大地 北海道」展には、多くの方にご来館頂き有り難う御座いました。 先月までに来れなかった皆さんからの要望が多く寄せられているため、展示期間を9月末まで延期することにしました。 来館者の皆さんの「本当に来て良かった!」という言葉を聞くたびに、一人でも多くの方々が来れると良いのにな〜と思う毎日である。

HPを読んでいただけでは、心の癒やしは得られない。 先日来館されたハンガリー人の女性の方が、「沈む太陽」の写真の前で聖なるエネルギーの照射を受け、涙を流しながら長い時間たたずんでいた姿が印象的であった。 彼女がカフェルームで繰り返し語った言葉は、「Amazing  Power(驚くようなパワー)」、「Amazing  Energy(信じがたいエネルギー)」であった。

ポロハウ長老の「徳乃蔵は龍神系の人々の心の癒やしのために用意された空間です」という言葉を素直に受け止めて、ご自身の「心の癒やし」のために足を運ばれんことを願っている。 時の流れが急加速してきている今、「いつか」、「またの機会に」は通用しないことをお忘れなく。

 




 

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