米国の列車事故
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炎上する貨物列車と有毒物質が含まれた煙
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「米国・列車転覆事故」や「米国の惨状」で、米国では毎月100件近い脱線や転覆事故が発生しており、その背景には国家が衰退に向かっているという大きな流れが潜んでいるようだ、と記しておいた。 読者にはまだ記憶に残っていることだろう。
今度は、オハイオ州からジョージア州に向かう貨物列車が、テネシー州の東部で脱線・炎上する事故が発生している。 事故そのものはたいした事故ではないのだが、問題は脱線の衝撃で列車のタンクに穴が開き、積載されていた危険物質が漏れて炎上したことである。
危険物質は炎上する煙と共に上空に舞い上がり、周囲に広がっている。 そのため半径3、2キロ一帯に避難命令が出され、病院に搬送された50人ほどの住民が呼吸器系統の異常を訴える事態となっている。
貨物列車の脱線事故などでは、たいした人心被害は発生しないものであるが、国家衰退期に向かう最中のカルマの刈り取りのための事故は、こうした思いがけない被害を発生させるものなのである。 恐らくこれから先も、この種の事故はさらに多発してくることだろう。
ヨーロッパの猛暑
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フランスでは高温で列車が運休。猛暑の中を線路を歩く乗客
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ドイツ各地も猛暑に襲われ、人々は涼を求めて水場に集まる
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道路にはアスファルトが溶けて亀裂が入っている
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列車トラブルと言えば、フランスやドイツでも発生している。 ただトラブルの原因は米国と違って猛暑によるものである。ヨーロッパはこのところ各地で猛暑が続いており、先日、スペインでは熱中症患者が出ていることをお伝えしたが、北部のフランスやドイツでも35度近い猛暑に襲われているようである。
数日前、フランス各地で猛暑により列車の運行が止まってしまい、線路を歩く乗客や駅構内で暑さの中、何時間も運行再開を待って待機する人々の姿がテレビで放映されていた、昨日のドイツZDFテレビは猛暑で道路のアスファルトが溶けて路面電車にこびりつき、電車が立ち往生する異常な事故の様子を放送していた。
フランスの緯度は北海道に近い、ドイツはそれよりさらに北に位置している。 7〜8月の平均最高気温を見ると、パリで25℃、ベルリンで24度なので、札幌の25〜26度よりやや低いくらいである。 そんなフランスやドイツ各地で35度を超す猛暑に襲われたら、さぞかし大変なことだろう。
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アフリカの熱波からの熱波に襲われたヨーロッパ各地は、35〜40度の猛暑に襲われている
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