12日深夜、中国の主要都市・天津の工業団地で、危険物を保管する倉庫の爆発事故が発生。 爆発の規模は10キロ離れた場所でも爆風を感じるほどで、宇宙の気象衛星からも観測されている。
事故による死者の数は消防士を含め50人以上、負傷者は701人。 行方不明者が多く、また病院の入院患者の中には数十人の重体者がいるようなので、死者の数はさらに増えることになりそうである。
2キロ近く離れた住宅街でも、アパートや住宅の室内のドアーが引きちぎられガラスが散乱、近くの道路は煙の中を逃げ惑う人々で混乱状態。
高速道路にも爆風が及び、走行中の多数の車も破損、炎上。 TNT(トリニトロン)火薬21トンの爆発に匹敵するというから巨大爆弾の投下と同じだ。
まる1日たった昨夜の段階でも倉庫の火は鎮火しておらず、周囲には濃い刺激臭が漂い住民を不安に陥れている。 なにしろ倉庫の貯蔵物リストの中には、硝酸アンモニウムや炭化カルシウムなどの有害物質が含まれているのだから。
悲しみの星「サラス」はその終焉を迎えるにあたって、最後のカルマの刈り取りに取りかかっている。個人は個人のカルマ、民族は民族のカルマ、そして国家は国家のカルマの刈り取りが始まっているのだ。
中東のイスラム系民族が内戦状態になっているのも、世界の覇権国家・米国が自然災害に見舞われているのもみな、民族や国家のカルマの刈り取りのためである。
中国とその国民が背負ったカルマは自然災害だけでなく、国民同士の戦いや人為的な巨大事故
もその一つである。 これまでに明らかになっているだけでも、手抜き工事や管理体制の不十分が原因とされる建物や陸橋などの事故はかなりの数に達している。 先の500人以上が亡くなった船舶事故もその一つである。
中国はこれから先、影の銀行の倒産や株価の暴落など経済面からだけでなく、自然災害にくわえ今回のような人為的ミスによる大事故で多くの死傷者が発生、一般市民の共産党政権への不満が爆発することになるだろう。 その結果が暴動や内戦の発生、またそれを回避するための戦争、そして各軍区間の争いとなって中国の混乱はピークに達し、国家分裂へと向かうことになる。
米国はベトナム戦争で枯れ葉剤をまき散らし、広大な山林を崩壊させた。また、原爆や水爆実験によって地球の空、海、地下を破壊し汚染してきた。 そのカルマは
巨大で、自然災害や人種間紛争だけでなく大規模な人為的な事故となって国家と国民を襲うことになる。
今、大事故一歩手前の航空機や列車の事故が多発してきているのはその前兆なのだ。 中国と同様、人為的ミスによる
大事故もこれから先次々と発生してくることだろう。 1週間ほど前、コロラド州の鉱山から環境保護局(EPA)の作業員の人為ミスによって、鉛やヒ素などの有害物質が流出し河を60キロにわたって汚染し
、今もなお汚染が拡大している事故もその一例である。
河はコロラド州からグランドキャニオン向かって160キロにわたって流れており、既にその3分の1ほどが鉛やヒ素などの重金属物質によって黄色に染まっている。
それらの有害物質は途中にあるアウレル湖にも流れ込んでおり、心配なのはこの湖が飲料水として使われていることである。
我が国も他国の心配などしている暇はない。 鹿児島の川内原発が稼働しこれから先、他の原発も次々と再稼働していこうとしているからである。 次に起きる原発事故は福島原発事故をさらに上回ることになるのではなかろうか。 今もなお福島原発事故の後処理が遅々として進まぬ状況を目にしている上での再稼働であるため、天は容赦をしない可能性が強いからである。