記録的豪雨で鬼怒川などが決壊し多くの住宅が流出、死者と行方不明者数が20名を越した大水害。 それから2日後の12日、東京湾を震源とする東京直下地震が発生。 さらにその2日後の14日には阿蘇山が噴火、2000メートル上空に噴煙が上がり噴火警戒レベルは3にアップ。
わずか1週間足らずの内に、洪水、地震、噴火と立て続けに起きた地球の動きを見たら、「これはおかしいぞ!」と思うのが当たり前。 しかし、どれほどの人がそう感じただろうか。
天が「急いで心の準備をせよと」見せてくれているのにいつまでもそれに気づかぬようなら、時が来たときには恐怖心を抱いたままあの世への旅立ちとなる。
旅立てれば良いが、自分が死んだことさえ分からぬままこの世をさまようことになったら、 そんな幽霊状態の魂の末路は悲惨だ!! 次元上昇した地球には居れなくなるため、行き場がなくなってしまうからだ。 そんな魂の行く末は? 読者にはお分かりだろう。 分からぬお人には拙著を繰り返し読んで頂くしかない。
今回の3つの災害は地球規模の大規模災害に向かって新しいステージに入ったことを示しているのだが、そこまでの認識を持てた人はまだまだわずか。 それだけ人間は物質文明に取り込まれ、鈍感になってしまっているのだ。
だから大規模災害を伝えるニュースを見ていると、被災者の方々がいつも口にするのが「まさか自分がこんな目に遭うとは思わなかった!」
。 今回も被災者が異口同音に語るのは「まさか堤防が決壊するとは思っても見なかった!」。 鬼怒川という名前を聞いただけで、
この川の恐ろしさが思い浮かばぬようならそれまで。 あとは行政への不平、不満、おのれの災害への備えの不備など誰も口にする人はいない。 肝心の市役所が水につかっているのに何が出来るというのか。
江戸は2度揺れる
東京直下地震は震源の深さが70キロ近くと深かったために震度も4〜5に留まり、たいした被害は出なかったが、見逃してはならないのは震源地が東京湾
の地下であったという点である。 私が聞かされていた情報では、徳乃蔵に来られた方にはお話しさせて頂いたように、8月の盆明け18日頃から向こう1ヶ月位の間に、震度5から6クラスの小規模な東京直下の地震が発生し、羽田空港は一時的に離発着が出来なくなるというものであった。
私は「江戸は2度にわたって揺れる」と言われている巨大地震の前触れの地震が
、それに当たるのではないかと想定していたが、思っていたよりは小規模であったので、今回とは別に改めて本番前に、震度6クラスの地震が発生する
可能性は残っているのではないかと思っている。 ただ、今回の地震は東京湾地下が震源地であったことを考えると、震源の深さがもう少し浅かったら
震度6は十分にありえたし、羽田空港の閉鎖は免れなかっただけに、伝えられた地震予知は的外れではなかったようである。
阿蘇の噴火については、霧島の噴火レベルが4に上がり専門家から大噴火の可能性が高いと発表されたとき、私は「急を告げる噴火・地震情報」で
、富士の噴火が始まるまでは大規模噴火の可能性は低いはずだと記しておいた。 それと同様、今回の阿蘇の噴火もまだ大噴火に向かう可能性は低く、しばらくしたら小康状態に向かうのではないかと思っている。
今年に入って立て続けに起きている口永良部島の噴火、桜島、阿蘇の噴火。 九州の地下でつながったマグマの動きが始まっていることは間違いないが、巨大噴火が発生するまでは今しばらく時間がありそうである。
しかし、心の準備に残された時間はわずか、ゆめゆめ怠らぬことである。
これまでに繰り返しお伝えしてきた米国の山火事のニュース。、ここに来てその規模が桁違いに大きくなってきたようだ。 12日にカリフォルニア州北部で発生したバリと名付けられた山火事は高温と強風のため数時間で爆発的に拡大
、わずか12時間で200倍、1万6000ヘクタールに広がったため、消防士たちは人命を救うので手一杯。
消火作業に取りかかる間がないまま延焼し、レーク群ではこれまでに住宅およそ1000棟が焼失、住民2万3000人が避難
している。これまで一回の山火事では焼失した住宅の数は多くて30棟から40棟、それに比べると今回の山火事は数桁違いの被害状況である。
まさに前例のない事態だ。
カリフォルニア州知事は二つの群に非常事態宣言を出しているが、米国の山火事は単なる山火事のレベルを超えて、新しいステージ〈段階〉に入ったようだ。
どうやら米国を滅ぼすのは自然災害であると、私が伝えて来た通りに天のシナリオは進んでいるようである。