今朝早朝から伝えられた衝撃的ニュースは 、相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた大量殺人事件。　既に読者はご承知のことと思うが、１９人が死亡、２６人が負傷、犯人は今年の２月まで施設に勤めていた元職員で「職場を辞めさせられた恨み」が原因ではないかと報道されている。

これまでは外国のテロや殺傷事件を伝えて来ていたが、今度は海外メディアが我が国の事件を速報やトップニュースで伝えている。　AFP通信やロイター通信は日本時間未明に「東京近郊でナイフによる襲撃事件」と相次いで速報。　米CNNテレビもニュース速報として「刃物で武装した男が障害者施設で凶行におよんだ」と伝えた。

英BBC放送（電子版）は、2008年に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件にも触れ、「日本で近年発生した大量刺殺事件では、最悪の被害となった」と報道。　中東の衛星テレビ局アルジャジーラ（同）は、ジャーナリストの話として「（日本で）これだけの規模の暴力が発生するのは、極めてまれだ」と伝えている。　
　

事件の背景

実は２４日深夜から２５日にかけて、世界各地で同様な殺傷な件が起きており、ドイツ南部のバイエルン州ではシリアからの難民の男がコンサート会場で爆発物を爆破させ、１２人が負傷する自爆事件が発生。　また、隣の州でも別のシリア人難民が知人の女性を殺す事件も起きている。　さらに米国ではフロリダ州のナイトクラブで、ダンスパーティーに集まっていた若者２人が死亡、１６人が負傷する銃乱射事件が発生している。

今回の日本の事件は「職場を辞めさせられた恨み」が原因ではないかといわれているが、４０人を超す障害者を次々と殺傷する程の恨みがあったのだろうか？　私には得心がいかない。　一方、海外の連発する殺傷事件・銃乱射事件をみても、同様に納得しがたい動機による事件が多くなって来ている。

この１週間ほどで起きたドイツにおけるる殺傷事件の犯人の一部は､インターネットなどでＩＳ（イスラム国）からの影響を受けて感化された者とされているが、突然犯行に及んだ理由は解明されていない。

人間の「素」が出てきていることは、既にお伝えしてきている通りであるが、相模原市の事件も含めて一連の事件の動機となっているのは、その「素の発現」によるものではないかと思われる。　その素の発現の要因の一つとなっているのが、最近の太陽活動の影響である。

現在、太陽活動は２３年周期の衰退期間中で一番弱くなっている時期で、１ヶ月ほど前に「黒点ゼロ」の状態となっていたが、その後、７月に入った頃から様子が一変し、過去最大級とも言えるような表面が黒く見えるコロナホールが出現して黒点が ７３個まで急増.。それに合わせるかのように、フランスのトラックテロやトルコのクーデターなど、世界中で大きな事件が次々と発生して来ていたことはご承知の通りである。

黒点が急激に増加する時には、・ 社会が暴力的になる　・ 人間の命が粗末にされる行動が増える　・ 事故が増える、といった状況が発生するのが常である。　世界各地で発生した様々な出来事がそれを裏付けている。

その黒点が爆発した際に発生する「太陽フレアー」はさらに大きな影響を及ぼし、地上の無線通信などに混乱を生じさせるだけでなく、人間の感情にも大きな影響を与えることになる。　実は、出現していた多くの太陽黒点が太陽の裏面に回り、間もなく消えかかろうとしていた矢先の２３日に、２個の黒点が同時に爆発し、地球に向かって大量のコロナ質量を放出していたのである。

ブログ「Ｉｎ Ｄｅｅｐ」で著者は、その影響が地球に及ぶのは２５日頃と述べている。　昨日は感受性が強い著者ご本人がイライラするなどの影響を受けておられたようであるが、人間社会全体に何らかの影響が出ることになりそうだ、とも述べていた。　今回の障害者施設での大量殺傷事件はまさに彼の予想通りの事件となったようである。

太陽活動の変化は人心だけでなく自然現象にも大きな影響を与えているが、昨今の異常気象との関わりについては、次回に改めて記すことにする。