2度目の停戦合意は履行されるか?
停戦を前に空爆と戦闘激化で多数の死者
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休戦を前に、シリア北西部のイドリブではイスラム教の宗教行事を前に食材を買い
そろえる人々で賑わう市場が空爆され58人が死亡。(オーストラリアABC)
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2月に合意されたシリア政府と反政府勢力との停戦合意は破られ、再び戦闘状態と化したシリアの内戦。 米国とロシアの仲介によって、両者が12日
の日没(日本時間13日午前1時)から再び停戦状態に入ることが合意された。
しかし、停戦期間はわずか1週間で、その間に人道物資の搬入や政府軍に対する飛行禁止区域の設定が決められる。 その後、米ソ合同の組織が設立されて、入り乱れている反政府勢力と過激派組織の区分が行われ、IS(イスラム国)やアルカイダ
など過激派組織に対して、米ソ連携して軍事作戦を行うことになるようだ。
前回の停戦合意が反故(ほご)になったのは、アサド政権が過激派組織の掃討と称して反政府勢力を攻撃したのが要因であっただけに、両者の区分の明確化が重要であることは確かである。 とはいうものの、停戦を前に戦況を優位にしておこうと、政府軍側は反政府勢力が支配する北部の町をはげしく空爆している
点を考えると、今回の停戦合意がどこまで実効性があるかどうか、はなはだ不透明である。
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休戦を前に
した空爆でもまた、多くの子供たちが犠牲になったようである。
(オーストラリアABC)
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クリントン氏9・11の追悼式典で倒れる
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スタッフに抱きかかえられて倒れるように車に乗り込むクリントン氏 (イギリスBBC)
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9月11日、この日は誰もが忘れることのない米国の同時テロ9・11
が行われた日である。 今年は事件発生から15年目を迎え、ニューヨークの惨劇の起きた現場では盛大な追悼式典が行われた。 この式典にはヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏、両大統領候補が揃って出席していた。
ところが、式典の最中にヒラリー・クリントン氏が体調を崩して式典を退席する事態が発生。 英国BBCテレビの伝える映像には
彼女がふらついて倒れそうになりながら、側近に身体を支えられて車に乗り込む場面が映されていた。 その後、娘の家から出て来たクリントン氏は
何事もなかったかのように振る舞っていたが、投票日まで2ヶ月を切った重要な時期だけに、選挙戦への影響は大きそうだ。
「9・11
同時多発テロ」が一般的に言われているようにタリバンによるテロ行為などでないことは、私の読者ならすでにご承知のはずだ。 2機の旅客機の衝突でツインタワーが崩壊し3000人ほどが死亡し、その40%の遺体は未だ発見されないままとなっており、今もなお事件の首謀者に対する強い
憤りと憎しみは消えないままである。
また、このテロ事件をきっかけに始まったアフガン戦争やイラク戦争、さらにはその流れの中から誕生した「アルカイダ」や
「タリバン」、「IS(イスラム国)」など各種過激派集団による悲惨なテロは、年々その頻度と残虐性を増
してきている。 その結果、発生したのがアフガニスタンやイラク、シリア、リビアなどから逃れる1000万人を越す難民である。
こうしてみてみると、9・11同時多発テロが3000人の犠牲者とその家族だけでなく、中近東諸国の多くの人々にいかに悲惨な結果をもたらしたか、お分かりになるはずだ。 それだけに、犠牲となってさまよう魂だけでなくその家族や、流浪の旅を続けるシリアの難民たちが発する強い
「怒り」と「憎しみ
」のエネルギーは、遠く離れたニューヨークのテロ発生の現場に達しており、恐らく追悼式典の会場にはそうした負のエネルギーが充満していたのではなかろうか。
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追悼式典の会場には、不成仏霊が発する怒りと憎しみのエネルギーが充満していたのではなかろうか。
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その式典の最中に、突然倒れたクリントン氏がもしも噂されているように、9・11テロを起こした「闇の勢力」の一部とつながっていたとしたら、彼女の突然の式典退席は偶然な出来事ではなかったのかもしれない。
世界を動かしている政治家たちの裏面は簡単に表に出ることがないだけに、その実体を知ることは難しいが、組織や人間の持つ全ての「素」が表に出始めている昨今だけに、
今回の9・11テロ現場でのヒラリー・クリントン氏の発病には、なにか深い意味が秘められているのかもしれない。
これとは別に、ヒラリー・クリントン氏が倒れた日の1日前、 偶然にも彼女は、本格的なパーキンソン病の症状を持っているのではないかという情報が伝えられていた。 この情報は、クリントン氏が抱えた深刻で衰弱性のある症状の事実を調べるチームに参加したことのある、テッド・ノエル博士が自身の所見として公表したものである
。
その中で、博士はヒラリー・クリントン氏は本格的な「パーキンソン病」の症状を持っていることを伝え、併せて、「ヒラリーと夫のビル・クリントンは二度とホワイトハウスに足を踏み入れることはありません
、またブッシュ王朝がこの選挙戦の最中に最終運命を迎えたように、クリントン王朝もまた最終結論を迎えることになるでしょう」と、クリン
トンとブッシュ一族が同じ罪障とカルマを背負った一族であることを語っている。
ことの真偽は分からないが、
乗車する際のふらつき様は、クリントン氏のスタッフが発表しているように、単に暑さによる脱水症状や2日前に患った肺炎による立ちくらみとは思えないだけに、11日の式典退席には何か深い意味が隠されている可能性がありそうである。 私には、今回の大統領選挙の裏に米国が背負った巨大なカルマ
が見え隠れしているように思えてならない。
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