マヤの長老来日
3月6日マヤの神官ドン・アレハンドロが来日した。マヤ暦の研究家やマヤの「祈り人」の来日は、過去にもあったが、最高神官の来日は、今回が初めてである。
ドン・アレハンドロはマヤ・キチェー族の13代目の最高神官であると同時に、マヤ23部族440名の長老たちからなるグアテマラ国立マヤ会議のリーダーでもある。
来日の目的は二つ。一つは、誤って伝えられている「マヤ暦」や、まだ知られていない「マヤの予言」を正しく伝えるためである。いま一つは、日本の「祈り人」比嘉
良丸氏と共に、地球と人類の未来がより輝かしいものになるよう祈りのセレモニーを行うため。
ドン・アレハンドロの旅は、3月7日グアテマラの駐日大使からの昼食のご招待から始まり、20日春分の日の祈りのセレモニーまで、およそ2週間、休む間もなく続いた。
講演会は東京講演、沖縄講演、神戸講演、すべて満席となり立ち見が出るほどの盛況で、マヤに対する感心の深さがうかがわれた。79歳の高齢にもかかわらず、3時間に及ぶ熱のこもった講演
とその謙虚なお姿は、参加者の心に大きな感動を与えたようで、会場の隅々で涙を流しながら聞き入る人の姿が散見された。
講演では、巷間(こうかん)言われている2012年12月21日のマヤ長期暦の最終期限については、決して確かなものではないこと、しかし、マヤ民族が数万年に渡って伝えてきた地球と人類の大きな変革の時は、遠くない近未来に必ずやって来ること、それは暗黒の日と共に到来すること ・・・・・・・
世界中の民族は、グローバル化の勢いに押し流されずに、伝統的な行事や文化や言語を守り通して自分たちの源を見失なわないよう努力してほしいこと、 ・・・・・・・ などが語られた。
・・・・・ こうした講演の内容や2日間のインタビューでお聞きした正しいマヤ暦の見方とマヤの予言、また、2週間に渡る同行中のエピソードや肌で感じたドンのお人柄などについては、後日、講演会や著書等で明らかにしていきたいと考えているので、ご期待頂きたい。
10時間を超すインタビューの中で、マヤの歴史に関する驚くような話を聞くことが出来た。
また、比嘉氏との祈りのセレモニーは、沖縄の伊計島(いけいじま)、二見ヶ浦の輿玉神社(おきたまじんじゃ)、富士山麓の人穴神社(ひとあなじんじゃ)で挙行され、伊計島と二見ヶ浦では、マヤの伝統的なファイアー・セレモニーとフラワー・セレモニーが行われた。
これらの祈りのセレモニーの様子や旅の最中のスナップ写真を掲載したので、ご覧頂きたい。