中国の災禍の影響
沖縄講演会の後、沖縄のカミンチュ(神人)比嘉良丸氏とお会いし、台湾での祈りの様子や直近の啓示についてその概要をお聞きした。
氏の言葉の端々から感じられたのは、どうやら、時の流れは一段と速くなってきているようで、隣国中国が遭遇しようとしている自然災害や大事故はもはや避けて通れそうもない
状況のようである。
惨禍の発生時期については明言しなかったが、オリンピックを挟んだ前後(7月〜9月)から年末にかけて、連鎖的に発生してくるようである。
そこには天の意志が働いており、無作為に起きるのではなく一つのシナリオの元に順序を追って発生することになるようである。
これまでに発生してしている災害状況を見てみると、発生エリアが四川省や湖南省をはじめとする東南部に集中している。これから発生する地震や洪水、干ばつも北京や天津の外郭で発生するようであるが、そこには天の大いなる計らいがあるようだ。
北京オリンピックの開催もまた天が描くシナリオの一つに違いない。オリンピック開催が世界の耳目を集めることを考えると、続発する惨禍がオリンピックの前後に集中することは間違いない。
危惧されるのは、周辺域の被災者の増加と彼らの中央政府に対する不満の拡大である。3月のチベット暴動や、6月の貴州省瓮安(ウェンアン)県での暴動を見ていると、それがいつ本丸に飛び火してもおかしくないからである。
日本にとって心配なのは、シナリオの一つに沿岸部での海底地震が含まれていることである。ジュセリーノが予言している、9月13日の海南島付近の大地震もその一つである。比嘉氏はそれとは別に、台湾の七星山や阿里山での火山噴火や上海沿岸部での海底地震の映像も見せられているようである。
そうした、沿岸部の災害が我が国に全く影響しないはずがない。特に沖縄や九州は南シナ海、東シナ海を挟んでわずか800〜1000q先の対岸
に位置している。特に琉球諸島にとっては、台湾や香港は目と鼻の先である。
中国沿岸部海域の地震で一番心配なのは、佐賀県東松浦郡玄海町にある九州電力の原子力発電所の原発震災である。中国の地震が東シナ海や南シナ海で発生したとした時の懸念は、次の2点にしぼられる。
@ 九州から沖縄にかけての地殻の歪みの発生。
A 短時間のうちに押し寄せる津波の来襲。
@は、連鎖的に九州から沖縄にかけて巨大地震の発生をもたらす可能性が大きくなる。また、Aについては、玄海原発が玄界灘に面しているために、もしも10〜20メートル級の津波に襲われたら、震災の発生は避けられ
ず、それは即、原発のメルトダウンや水蒸気爆発につながり、死の灰が北九州一円に降り注ぐ一大事をもたらしかねない。比嘉氏が一番恐れていることも、そうした点のようだ。
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これは私の想像だが、比嘉氏が中国沿岸部の地震の影響を最小限に食い止めるためにとろうとしている対処療法は、@については、震源地を出来る
だけ遠隔地にもっていくこと、Aについては、中国の地震発生に先駆けて、北九州から琉球諸島に小規模の地震を発生させておくことである。
そのために、比嘉氏は先に沖縄周辺、その後に北九州周辺でマグニチュード5〜6程度の地震の発生を祈念する可能性があ
る。沿岸部の地震や台湾の火山噴火の前に地殻の息抜きをしておこうというわけである。
地震雲発生
講演会の翌日(7月6日)、比嘉氏と共に祈りをしている巫女・大石和美さんから誘いを受けて、沖縄北部を訪ねることになった。
折しもその日の夕方、国頭村(くにがみむら)奥間にある辺土名(へんとな)ビーチで雄大な夕陽を撮影しようと待機していたところ、沖縄最北部の辺戸岬(へどみさき)上空にふんわりと浮かんだUFO型の雲の中心部から、突然、縦に伸びる白い筋が現れた。驚いて眺めていると、瞬く間に、白く輝く雲状の筋は下に向かって伸び出して雲の下端を通り抜けた。
その間およそ3分、最初に異常な雲に気づいたのは19:06過ぎであった。
たまたま、大石さんが一緒だったので
その様子を見てもらうと、「あの雲は地震の発生を予知しています。恐らく1〜2日のうちに沖縄北部から九州にかけてのエリアで地震が発生すると思います」と言われた。
予想される比嘉氏の祈りと地震雲の発生があまりにタイミング良く重なったので、もしかすると、沖縄から北九州にかけての地震の第一波がはじまるのかもしれないと思っていたところ、本日(7月8日)午後、沖縄の北、奄美大島で震度
4の地震が発生した。
偶然の一致かもしれないが、もしもこの後、北九州で今回と同程度の地震が発生するようなら、中国大陸での地震発生や台湾での火山噴火の確率はかなり高くなったと考えて良さそうである。
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写真@
19時01分57秒
辺戸岬上空に浮かぶ
UFO型の雲。この時間にはまだ筋は発生していない。 |
写真A
19時06分31秒
雲の形が崩れだした
直後に中央部に縦の
筋が発生した。 |
写真B
19時06分50秒
見る見るうちに白く輝く
筋が真下に向かって
伸び出した。 |
写真C
19時08分25秒 発生から3分ほどすると
形を崩し始めた |
※ 7月10日の「琉球新報」に掲載された記事です。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-134053-storytopic-1.html
※ 7月11日追記
読者から写真Aの地震雲のやや左下、辺戸岬の少し上に白い不思議な形の雲が写っており、この雲は地震雲と一緒に発生した雲ではないだろうか、というと指摘があった。というのは写真@にはそれが写っていないからである。
確かに、写真Aの撮影時間より前の写真を確認してみたが、そうした雲は写っていない。もしもこれが一般的な入道雲なら、わずか4分少々(実際にはもっと短い時間かもしれない)で、これだけはっきりした形に成長するのは不自然のような気がする。
ただ、それ以降の写真はズームアップした写真しかなく、岬の部分が写っていないので、何とも判断できかねるが、読者が異常な雲の形を「原発の冷却塔のような形」と表現している点が気にかかった。今月末頃までに発生するかもしれない佐賀、福岡地域の地震の震源地の近くに玄海原発があるからである。
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写真Aの拡大図
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