比嘉良丸氏が幻視した中国の艱難(かんなん)
比嘉氏は
中国で発生する様々な艱難を見せられ続けている。洪水や水不足から起きる食糧危機、株価の暴落が引き起こす経済破綻、謎のウイルスによる感染症の蔓延、そして地震や火山噴火といった天変地異である。昨夜、彼と話していて青島市の伝染病の発生を伝えたところ、真っ先に彼の口から出た言葉は、「そうですか、先にそちらが出たんですね」であった。
比嘉氏はこのところ昼夜を分かたず祈りに入っている。そこで見せられるヴィジョンは先に述べたように様々なものであるのだが、それらがどのような順序で起き、その日時が何時であるかまでは教えられていないことが多い。9・11テロや中越沖地震のように大きな惨禍については、その限りではないが。
それゆえ、伝染病の発生を聞いて、彼が「そっちが先だったか」と思った気持ちは理解できる。実は、「感染症の発生が北京オリンピックを阻害する要因になると思いますよ
」ということは、だいぶ前から教えられていたのだが、
私は、それは鳥インフルエンザの蔓延に違いないと、勝手に解釈してしまっていたのだ。そのため、今のところその兆候がないので、感染症の発生は沙汰やみになったか、延期になったに違いないと思いこんでしまっていたというわけである。
それだけに今度の青島市の感染症発生のニュースを知って、神々は思いもよらない手段を使ってくるものだな〜と、恐れ入っている次第である。食糧危機や経済破綻も遠からず発生することになると思われるが、今回は地震の前兆と思われる記事を掲載したので、
ついでに、天変地異に関する予知を概略お話ししておくことにする。
彼は前にも述べたように、中国内陸部、沿岸域、それに台湾からフィリピンにかけてのエリアで発生すると思われる地震や噴火の映像を幻視している。台湾の噴火の概略については先の「地震雲撮影」に記した通りであるが、中国の内陸部における災害は、北京を中心にした外郭
(周辺の省)で発生する地震と噴火のようである。
噴火といっても「活火山」が活動を始めるというのではなく、彼が幻視しているヴィジョンは、人が暮らしている山岳部や平坦な陸地が突然地震によって地割れし
てそこから溶岩が流れ出し、噴煙が立ち上がる光景である。地震や溶岩の流出による被害より、
硫黄を含んだ噴煙による被害の方が大きくなりそうである。
こうした事態が、北京を中心とした周辺部の4、5カ所で次々と発生することになるようだ。問題は、自然災害そのものより、被害を受けた人々が北京や天津、上海といった主要都市を目指して避難
を始める点である。どうやら、大都市には大量の国内難民が流れ込んでくることになるようである。彼ははっきりとは言わないが、その数は数十万、数百万に達する可能性もあるようだ。
次なる問題は、中国政府がそれにどう対処するかという点である。救援施設を用意し被災者を受け入れるための体制作りに着手するか、それとも、大量の難民発生が予想された段階で、主要都市への流入を阻止する手段に出るかである。
もしも、災害の発生がオリンピック開催直前から本番中ということになれば、政府のとる手段が後者、つまり、流入封鎖に傾くことは十分にありそうである。
この場合、被災者の集団が、思い直して郷里に戻ればよいが、もしも強行突破を計るようなような事態になれば、流血の惨事へと発展しかねない。時あたかも、世界中のマスメディアが北京をはじめ、競技場となる主要都市に集まっている。
そうなると、世界の人々は天安門事件の再来を生中継で見ることになるかもしれない。比嘉氏はその時の映像を一足先に見せられているのではなかろうか。
未来予知は、あくまで可能性の高い未来の一コマを見せられているに過ぎない。それ故、現れたヴィジョンが確実にそのまま発生するとは限らないが、仮に天災の発生や暴動の時期が後にずれたとしても、この種の災害や騒動が一切なしにオリンピックを終え、穏やかな
うちに年末を迎えることは難しいように思われる。
ジュセリーノ氏は、7月18日のフィリッピンの大地震、パキスタンのカシミール地域での大地震、9月13日の中国東南部沿岸域の大地震の予知夢を見せられている。その被害はかなりの規模で、フィリッピン地震は数千人、中国地震では百万人を超すと死者の発生が予知されている。
どうやら、7月末から9月にかけては、一時も目が離せない日々が続くようである。
不安なオリンピック開催
中国では、今、テロや暴動を恐れるあまり、度を超す警備体制が敷かれているようだ。自国民のマナーの悪さは中国政府も相当気にしているようで、街中や施設内でツバやタンを吐かない、中国と対戦する外国チームにも等しく声援を送ることなどを盛り込んだパンフレットを配って、マナー向上に必死に取り組んでいるようである。
未だかってオリンピック直前に、この種の報道が伝えられるようなことはなかった。なんとも気恥ずかし限りだが、マナーは取り繕(つくろ)って何とか事なきを得るかもしれないが、問題は
大気の汚染である。私のHPでも度々お知らせしているように、北京市内の大気の汚れは相当のひどさであるようだ。
もはや観測データーの改ざん等でごまかしている段階ではない。参加する選手の競技生命に関わる問題である。中国で調整に入っていた日本の女子選手が原因不明の病で体調を崩し、オリンピック欠場は勿論、選手生命も危ぶまれる事態に至っていることは、既に報道でご存じのことと思う。オリンピック選考予選の直前まで中国で調整していたマラソンの高橋尚子選手が、帰国後体調が優れず選考会で、さんざんな結果に終わったことも記憶に新しい。
だからこそ、外国の選手はオリンピック開会式の不参加ばかりか、競技の直前まで日本に滞在し、体調を維持しようとしているのである。こんなオリンピックは前代未聞
だ。中国には8を縁起の良い数とする慣習があって、開催式を8月8日の午前8時にしたようであるが、最近の暑さを
考えると、室外競技に出場する多くの選手が、よりによって一番暑い8月に開催しなくても、と思うのではなかろうか。
しかし、あれもこれも皆、オリンピックが開催されてのことである。「中国の異変
@」に書いたように、開催そのものに赤信号が灯った今となっては、8月8日に向けて何が起き、それに対して中国政府当局がどう対応するかを注意深く見守っていくしかないようだ。ただ少なくとも、年の初めから発生した南東部の前代未聞の大雪害、チベットの暴動、四川省の大地震、そして今度の感染症の発生を見て言えることは、どうも、天の神々は北京オリンピックを祝福しているようには思えない、と
いうことである。
いずれにしろ、オリンピック開催まであと20日、これからも、不安な日々が続きそうである。福岡講演で家を留守にする間に、大きな動きが起きないよう願っておくことにしよう。
なお、これからは比嘉良丸氏に関する話が度々登場することが予想される。その際に彼がどのような人物で、どんな祈りをしているのかを知っておいて頂かないと、理解できない話が出てくることになるはずだ。そのためにも、どうかトップページで案内している拙著『祈りの島
沖縄・久高島』を是非読んでおいて頂きたい。既にお読み頂いた読者には、友人知人への案内も併せてお願いできたら、さらに幸いである。
奇妙な動物たちの出現