中国に異常雲出現
先月末、中国の各地に滅多に見られない異常な雲が出現し、話題になった。掲載した写真を見るとだれでもが驚きの声をあげるに違いないが、現実にその奇っ怪な空模様を見た中国の人々はさぞや驚かれたことだろう。どう見ても決して吉兆を示す雲ではなさそうだ。
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11月21日夕方、安徽省合肥市西部の空に、黒白半分の「陰陽の空」の
奇妙な光景が現われた(中国大陸ネット掲示板より)。 |
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10%を超す経済成長を続け、オリンピックも成功裏に終わり順風満帆のように見える共産中国であるが、その中国も、世界的な金融危機の波に飲み込まれ、いま経済的混乱は全土に広がり始めている。サブプライム危機が発生し始めた今年の9月以降、わずか4ヶ月で5回にわたって金利の引き下げが実施されたことだけをみても、その深刻さが分かろうというものである。
そうした中、警察や中央政府に対する不満が高まっており、強権を背景に横暴な検査や取り調べが行われるたびに市民を巻き込んだ抗議行動が相次ぎ、警察官との衝突や警察の車への放火など暴動寸前の騒ぎが次々と発生している。
経済危機の一番の心配は、会社の経営悪化や倒産自体より、それにより発生する大量の人員解雇である。一部の業種や特定の地域だけの問題なら、職種の転換や出稼ぎなどで難を逃れようもあるが、前代未聞の経済崩壊が世界的規模で広がっていることを考えると、失業者の逃げ道はまさに袋小路である。
そこで懸念されるのが、職を失い、家を追われて路頭に迷う人々の犯罪行為や暴動である。リーマンショックの波を一番に受けたアメリカではこうした危機的状況に陥った人々が想像以上に発生しているようであるが、私がそれ以上に心配しているのは、中国に於ける暴動の多発である。
なにしろ、生活水準のレベルの格差はもの凄く、それがオリンピックを機に一般市民に知れ渡るところとなっただけに、今の中国は、長年押さえられてきた不平や不満がいつ爆発してもおかしくない状況に置かれていることは確かである。そこに、経済不況により出稼ぎ労働者の帰郷などが始まれば、一段と油に火を注ぐことになる。
中国政府がデモ行為を認めたり、警察権力の乱用を禁じる規定を打ち出すなど異例の処置に踏み出しているのは、そうした不満分子のガス抜きをしようとしていることの表れである。しかし、その程度の処置で、激増する失業者や家を失った人たちの不満や不安を押さえることは、とうてい無理である。年明け早々にも、大規模な暴動のニュースが伝わってくるのではないかと心配である。
そうした社会全体に不満や不安が鬱積(うっせき)した中だけに、今回、出現した奇っ怪な雲の姿は多くの人々に天変地異の発生や政権交代・政府転覆を思い起こさせたようである。大紀元日本社が伝えるニュースと不気味な雲の写真をご覧頂こう。
中国各地、異常な空模様出現、民間で「政権変化」説
【大紀元日本11月29日】11月20日以来、中国内陸の湖北省、四川省、安徽省などの各地で、空で奇妙な雲の分布により陰陽反面の異常な様子が現われ、民衆の間に高い緊張感をもたらした。地震説のほか、古代から天象を国の政権変化の前兆と考える民間では、「変天(政権変化)」の予兆説が流行している。
中国各地の報道及びネット利用者の書き込みによると、11月21日夕方5時ごろ、安徽省合肥市西部の空に突然黒い雲が現れ、整然とした形で空の半分を黒に、半分を白に割り、「陰陽の空」の奇妙な光景となった。この光景は夜まで数時間も続いた。
これとまったく同じような光景は、安徽省のほか、11月20日
に、湖北省の武漢市周辺多くの地域でも現われた。また、四川省の成都市も23日に現われた。このような光景は、各地の住民によると、今まではなかったという。しかし、気象専門家が、現地ではまれにしか見えないが、世界中ではよくあるとしている。
各地の目撃者が、当時の光景を驚かせるほど不思議で、まるで映画「インデペンデンス・デイ」の中、エイリアンが侵入してきたシーンのようだと話した。
インターネット上、この話題について多くの討論が行われ、「60年にもなるので、もうそろそろ時期がくるでしょう」、「明崇禎4年(明王朝が滅亡する前の頃)北京も同じような天象があった」、「楚国(古代の武漢周辺)は3戸しかないが、秦を滅亡させたのは楚からだ」などの、共産党政権が崩壊すると暗示する「変天説」が最も流行っている。
これらの発言から看ると、ネットユーザーらが「変天」の到来に高い期待感を示している。もっと激しい発言も有っただろうが、ネット警察に削除されたと示されている。また、9月に同じような天象が四川省の自貢で現われたことがあり、その後、同地区で地震があったため、地震説も流行している。