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風刺作家が予言する、今年のニューヨーク
 

金融危機の嵐に見舞われたニューヨーカーが今、最も恐れるているものは何か。年明け以降、ニューヨークがどう変わって行こうとしているのかについて、著名な風刺作家クリストファー・バックリー氏が興味深い予言を米紙ニューヨーク・タイムズに発表している。

氏の預言が正しければ、来年のクリスマスには、ロックフェラーセンター広場にある有名な27メートルの唐檜(トウヒ)のクリスマスツリーは180センチの松の木に替わっているかもしれない ようである。
 

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これまでに超高級レストラン、例えば、Alain Ducasse, Jean Georges Vongerichtenなどの店のメインデッシュは一品40米ドル(約3800円)、あるいは35米ドル(約3300円)にまで値下がる。

また、30歳未満で年収が1億米ドル(約90億円)のヘッジ・ファンドのトップの数が激減することで、ニューヨークは、マイナスな影響を受けると予想する。

例えば、ボルドーでもっとも高い価格で取引されるワインの1つで、8千本の在庫を有する1982年のシャトー・ペトリュス(Chateau Petrus)を購入する人がいなくなるし、プライベイド・ネット・ジェット機、マイバッハ(maybach)・ターボチャージ付ロングモデルの超高級乗用車などや、5番街に位置する7千万米ドル(約63億円)の豪邸と6千米ドル(約約54万円)のバスルームのカーテンも購入する人はいなくなる。

バックリー氏はさらに、ニューヨークにあるスターバクス・コーヒーのチェーン店は1万2千店舗にまで縮小せざるを得ない可能性もあるとし、ニューヨーカーは平均2・4ブロックを歩いてようやく1杯5米ドル(約475円)のコーヒーが入手できる。また、米財務省もスターバックスに2千億米ドル(約18兆円)の融資も考えなければならない可能性もあることを示した。

一方、米著名画家のジャン・ミシェル・バスキア氏の各作品は250万米ドル(約2億2500万円)以下に値下がりし、オークション市場を驚かせるであろう。また、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏は「世界の金融都市」であるニューヨークを「都市農業区」にする可能性もある。

さらに、2003年に制定した公共の場での禁煙を取消し、市政府は救急車、ゴミ収集などのサービス業務をアウトソーシングする計画もある。市内にあるすべての20階建物は大型風力タービンの配備を義務付けられる。高級パーク・アベニュもトウモロコシと大豆畑に取って代わられると予想した。

ロックフェラーセンター広場にある高さ約27・5メートルの唐檜(トウヒ)のクリスマスツリーは180センチの松の木に替える。タイムズスクエアの発光ダイオードの水晶球もなくなる可能性があるし、米海軍は同時にニューヨーク・マンハッタンのハドソン川に停泊している空母「イントレピッド」を海軍へ復帰させ、海外支援に参加させることも計画するという。
 

ロシアの元KGBのアナリストのアメリカの未来預言

一方、ウォール・ストリート・ジャーナルには、「アメリカ分裂!?」と題する驚くべき記事が掲載されている。 ロシア政府の最高級外交アナリストが「2010年にアメリカは6つの国に分裂する」と する大胆な予測記事である。    http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/

 


ウォール・ストリート・ジャーナルは、この説を主張しているアイゴア・パナーリン氏は元KGBのアナリストで現在はロシア外務省の外交官養成アカデミーの学長を務めて おり、その経歴は傍流の人間ではなくロシア政界の中心を歩んできた人物だと伝えている。

また、パナーリン氏は礼節正しく快活な人で、「アメリカ人は嫌いじゃないよ」と公言しているそうであるが、彼の預言するアメリカの将来は 極めて暗く、悲劇的である。
 

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「大体、55%くらいの確率でアメリカ分裂が起こると思う。」「我々ロシア人としては歓喜きわまるところだが、理詰めで考えればこれはロシアにとってもベスト・シナリオとは言えない。ロシアは世界での覇権という見地からはステータスが上がるが、経済的にはアメリカの瓦解はロシアを困窮させるだろう。」

パナーリン氏の分析では高水準の移民、経済の低迷、モラルの低下が2009年の後半までにアメリカで内戦を誘発し、ドルが崩落する・・・・・・、そして2010年の7月頃までにアメリカは6つの国に分裂するとしてい る。

カリフォルニアは「カリフォルニア共和国」となり、中国の庇護を受けるか、中国の影響下に置かれる 。また、 テキサスは「テキサス共和国」となりメキシコの庇護を受けるかメキシコの影響下に置かれる

ワシントンDCとニューヨークは「アトランティック・アメリカ」としてEUとの連携を強める 一方、イリノイ州、ミシガン州、オハイオ州を含む中西部は「中西部アメリカ共和国」としてカナダの庇護を受けるかその影響下に収まる

ハワイは日本もしくは中国の庇護の下に収まり、アラスカはロシアの一部となる

パナーリン氏は「みんなが俺を笑っていることは知っている。でもフランスの政治学者エマヌエル・トッドが1976年にソ連崩壊を予言したときもみんなの笑いものにされたことを忘れちゃいけない 」 と述べている。


カリフォルニアの現状

バナーリン氏は「カリフォルニア共和国」の誕生を予言しているが、次の記事を読むとそれもあり得ることかなと思えてくる。しかし、中国の庇護を受けることはな いのではなかろうか。なぜなら、その頃は中国自身が分離国家になっている可能性が高いからである。

ヤフーのブログには、「カリフォルニアを見れば、米国の未来が判る」という次のような興味深い記事が載っていたので、転載させて頂いた。この記事は、http://www.latimes.com/business/la-fi-caljobs20-2008dec20,0,379309.story を参考にしているようである。
 

[カリフォルニアを見れば、米国の未来が判る]

上のチャートは大恐慌時代の失業率の推移である。 10年経過しても、失業率は15%以上である事に注意して下さい。 ところで現在、米国は、どの時点にいるのか? そして回復は、何年後になるのか? 日本は、米国経済と共に沈むのか? 沈まないのか? 経済評論家の書籍を読むのではなく、自分で考えてみて下さい。

☆ 
文化にしても、ITにしても、ビジネスにしても、常に最先端を走るのは、カリフォルニア州であった。 サブプライムローンもそうであった。やがて来る詐欺ローンのオプショナルARMローンの60%もカリフォルニア州だ。

☆ そこでカリフォルニア州の現状を見つめ、米国経済が、どのように来年沈むのかを見てみよう。

★ カリフォルニア州の失業率は8.4%で、全米で第3位:この14年で、最高の失業率。 第一位はミシガン州。第二位はロードアイランド州。

★ 州財政が悪化:シュワルズネッガー州知事は、知事令で、毎月2日間の強制的無給休暇の取得を命じた。期間は来年2月から2010年6月まで。 
又 全ての部局で労務費用を10%削減も命じた。同州は、地方自治体債券市場では、最大の借り手で、54B$の債務があり、格付けはA+だが、格付けが下落する可能性が出てきた。
 

 

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