トンガ海域で海底火山が噴火
南太平洋にあるトンガという国をご存じだろうか?
トンガ国はオーストラリアの西、ニュージーランドの北西にある170の群島からなる国で、その西海域にはトンガ海溝が走っている。そのトンガ周辺の海底で、近年なにやら異変が起きているようである。
3月20日、トンガ沖でマグニチュード(M)7・9の強い地震が発生したが、地震前の18日朝、首都ヌクアロファの南西部約10キロの海域で、海底火山が噴火しているのだ。海域の上空に大量の蒸気や煙が充満し、噴き出した火山灰は、高さ数千メートルの上空に舞い上がったようである。
実はトンガ周辺の海域では、2006年の5月28日にマグニチュード(M)6.7、2008年6月27日には、マグニチュード6・1の地震が起きており、その周期がしだいに速まってきているようである。特に今回は規模もマグニチュード7・9と大きく、海底火山の噴火が伴っているだけに不気味である。
紺碧の海を吹き上げる海底噴火の凄まじい光景をご覧いただこう。