「太古のカルマ」が「新たなカルマ」を生む
ブログ「米流時評」を拝見したところ、パレスチナのガザ地区の惨状が写された写真が目に飛び込んできた。そこには、百万言の文章をもってしても伝えられない、惨劇に遭遇した人々の「苦しみ」と「悲しみ」と「怒り」の心が写り出されていた。
先月末から、イスラエル軍のガザ侵攻による戦災被害を実地検分するために、国連人道問題事務局の調査団が、ガザ地区でも爆撃による被害がもっとも激しい地域に入ったようであるが、ジョン・ホルムズ事務局長は、イスラエル軍の攻撃によって累積したパレスチナ人の犠牲者の数とその惨状を、「extremely
shocking=極めて衝撃的」だと述べている。
また、イスラエル軍による国連の施設への爆撃で、パレスチナ難民の人道支援目的で同施設に保管してあった、数百トンもの配給用救援物資(水・食糧・衣類など)が爆破炎上したことが判明したため、国連側からイスラエルに対して、戦時賠償金を要求するかも知れないと述べている。
これだけのことをされた国連が、このままでいたら、国連はイスラエルに対しては何も言えない無力な組織であることを、世界に知らしめることになってしまう。アメリカのシオニストなどに遠慮せず、イスラエル軍の傍若無人の振る舞いに対して、毅然とした制裁処置を講じて欲しいものである。
「米流時評」に掲載された写真を一部転写させて頂いたので、「悲しみ」と「怒り」
が渦巻く衝撃的な写真を見て頂こう。一枚一枚の写真が、太古の時代のカルマが噴出し、怨霊が跋扈(ばっこ)した結果、かの地には、また新たなカルマが生まれてしまったことを物語っているようだ。
もはや負の連鎖を止めることは出来ないのだろうか。
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瓦解のひどさは神戸の震災を上回るようだ
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テントの中で暖をとる人々の姿は、四川省の被害者と少しも変わらない
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家を失った人々は瓦礫の中で眠るしかない。この親子は家だけでなく多くの家族も
失ったに違いない
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この幼子は無事フォーカス27へ旅立てたのだろうか
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ホームページをご覧になられたり、講演会に参加された匿名(とくめい)の方から、支援先を任された寄付金をお預かりしていましたので、私の気持ちと一緒に、これらの基金を「ガザ緊急支援」として、財団法人日本ユニセフ協会に本日振り込みましたので、ご報告致します。
皆様のお心が、悲しみと苦しみのどん底におられる方々の元に届くことを心より願っております。有り難う御座いました。