千鳥ヶ淵の桜
4月8日は札幌講演会。千歳空港から会場に向かう車の中で聞いた札幌スタッフから聞いた話では、前日7日、札幌市内は猛吹雪で積雪し、早朝の内は道路も凍結する真冬のような寒さであったとのこと。札幌とはいえ、この時期にしては滅多にない寒さと積雪であったというから、ここ数日の異常気象は北海道にも及んでいたようである。
9日、札幌講演からの帰りに東京の事務所に立ち寄り食事に出掛けたところ、ちょうど桜が満開で、気温も20度を超して5月中旬の陽気。東京も7日の講演会当日の夜はかなりの寒さで、夜桜見学の雰囲気でなかっただけに、何かキツネにつままれたようで、少々頭の中が混乱してしまった。
車で桜の名所、千鳥ヶ淵と靖国神社の近くを通ったので、わずかな時間であったが立ち寄って桜見物をさせてもらった。平日だというのに大変な人出で、田舎で味わう心穏やかなお花見気分にはほど遠い感じであったが、千鳥ヶ淵を背景にした桜は綺麗であった。
人の波に押されて誰もが皆、早足での見学。その様はまるで何かにせかされている感じで、昨今の世の中の異常な流れが具現化された、なんとも落ち着かない風景であった。
手持ちの簡易カメラで、千鳥ヶ淵の人混み写らない桜景色をを添付したので、まだまだ桜の季節にはほど遠い東北や北陸、北海道の読者や、海外にお住まいで母国の桜が懐かしい読者に春到来のワンカットをご覧頂ければ幸いである。