前回、米国中西部に竜巻警報が発令されていることを記したが、昨日オクラホマ州など4州で予報通りの大型の竜巻が120個以上発生、各地に大きな被害をもたらしたようである。
最も被害の大きかったのは、オクラホマ州ウッドワードで、米国ABCテレビが伝える被害の様子を見ると、風速が60メートルに達する竜巻に巻き込まれて崩壊した巨大な観覧車や、跡形もなくなった自宅の跡に呆然と立ち尽くす人々の姿が映り出されていた。
気温の状況を見ると、北西部のバンクーバーやシアトル、シカゴ、デンバーでは2〜14度といった、冬の気温が続く一方、北東部のワシントンやニューヨークでは16〜30度といった真夏日のような高温状態となっている。この極端な気温の差が巨大な竜巻を多数発生させているものと思われる。
今日もミネソタ州やアーカンソー州、ミズリー州などで竜巻警報が出され、さらなる被害の拡大が心配されている。