「天声人語」が伝えること
5月26日付けの朝日新聞の「天声人語」欄に概略次のようなことが書かれていた。
一つ一つの漢字には深い意味が込められているが、我々がよく目にする「民」という漢字は、目に物が刺さった形を表しており、漢字学者の故白川静氏によると、この民は視力を失った人を表すと同時に、神に仕える人を表しているという。
こうした意味を持った文字「民」が、いつの間にか「大衆」を意味する「国民」「人民」として使われるようになったのには
、「知らしむべからず」の臭いがしてならない。つまり、おとなしく権力に従わせる対象を「盲目の人」として「民」と呼んだのではないかというわけである。そんなことを「原子力村」の伏魔殿ぶりを見聞きしていると想像する。
福島原発事故に関する情報を見る限り、原子力委員会や政府、電力業界、原子力学者たちが一致して原子力の恐ろしさや事故の実体を、意図的に国民の目からそらして来ていたことは
事実であり、「彼らが我々国民を盲目にして従順な下僕と見なしているのでは」という天声人語の筆者の思いは正鵠を得ている。
この記事を読んで私の脳裏を横切ったのは、かねてから伝えてきた「闇の勢力」の存在である。経済界や政界、学会、軍部などの世のエリート集団、
そうした集団の代表格こそが「闇の勢力」であるからである。彼らが長大な年月にわたって為してき
た施策の一つ一つこそが、まさに、天声人語でいうところの「知らしめべからず」そのものであったのだ。
隠され続ける真実
人間は死んだら無となり、死後生など幻想に過ぎない。宇宙には人類と同様な生命体は存在せず、人間は宇宙の孤児である。人類は猿から進化した生命体で、メソポタミア文明以降誕生した文明こそが人類にとって唯一の文明である。
「闇の勢力」はこうした嘘、偽りを長大な年月にわたって我々に教え込んできた。なぜか? それは、「霊的世界」の存在や銀河系世界の「高度な生命体」
の存在、さらには「人類誕生の歴史」や「先史文明」の真相知らしめることは、我々を意のままに操る上で大きな弊害となるからであった。奴隷は無知であることが一番使いやすいのだ。
その結果、人々は近代国家が発展するにつれ次第に物質文明の中に取り込まれ、金や名誉や地位こそが何より大切な物であると思い込まされ、一部のエリート集団の意のままに
「働き蜂」的存在=奴隷として生かされてきたのである。その結果が、今日の「今さえ良ければ」「自分さえ良ければ」「金さえもらえれば」の「3さえ主義」が蔓延するところと相成ったというわけである。
そして、こうした盲目的な人生観を目覚めさせようとしたのが、今年の初めから世に出始めた映画や歌、「ピラミッド5000年の嘘」であり、
「THRAIBE」であり、「HUMAN
ERROR」であった。
私が会社役員職を投げ出して世界に飛び出し、エジプト文明やインカ文明、マヤ文明の謎を解き明かし、『謎多き惑星地球』や『恐竜と共に滅びた文明』を世に出したのも
、地球や人類の真実の歴史を知って欲しいと願ったからに他ならない。
妻の死をきっかけに『人間死んだらどうなるの?』『2012年アセンション最後の真実』を出版したのも霊的世界の真相を知って欲し
かったからであり、また、マオリツィオ・カヴァーロ氏やペトロ・ホボット氏との対談本『超次元スターピープルの叡智』『UFO宇宙人アセンション真実への完全ガイド』の出版
もまた、宇宙の真実を多くの人に知ってもらいたかったからである。
今回の天声人語は、いかに我々が真実を知らされず、一部のエリート集団、「闇の勢力」の意のままに動かされてきたかを知る一端となったのではないだろうか。「HUMAN
ERROR」を歌う若者の叫び声「バカヤロー」は、未だに目覚めぬまま、現世利益を追い求め続けている愚かな人々に対する最後の警告である
ことを、忘れないようにしたいものである。