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米国で熱波

 

 

 
 


19日のABCニュースが伝える熱波警報。表示は体感温度で華氏120度は約49℃である。

 

 

ここ10日ほど、アメリカでは2億人以上の人々が暑さでアスファルトにヒビが入り、地上の水が蒸発するのを見ている。昨日のABCニュースを見ると、ロッキー山脈から東海岸までなんと体感温度43.3度度から48.9度という記録的な猛暑警報が流れていた。

私がアマゾンで体感したのが気温45度で湿度100%という高温、高湿であったが、50度となるとまともな気温ではない。現地の人も、これまでにも高温や干ばつはあったが、これほどひどいのは初めてだといっている。

この猛暑でテキサス州のレークアーリントンでは湖水の水が蒸発し、湖が消えかかっている。オクラホマでは湖水の水位が下がるだけでなく、水温が上がり、水がよどんで来ているため藻が大量に発生し、いくつかの湖が立ち入り禁止になっている。また、テキサス州中部のトラビスコでは川の水が無くなってきておりたくさんの川魚が死んできている。

注意して欲しいのは、干ばつで湖や川が干しあがってきているのではないという点である。あまりの猛暑のために、水が蒸発してそうなってきているのだ。

私のHPの読者なら覚えていると思うが、これらの地域は春先には洪水に見舞われたエリアである。7月に入っても水が引かないところにこの猛暑、大量の水が蒸発し水蒸気となったため、猛烈に湿度が上がり、暑さと湿度でアマゾンのジャングルの中と変わ らなくなってきているようである。

藻の大量発生などという話を聞くと、3年前のオリンピック当時の中国の状況を思い出す。なにやら、アメリカと中国は似通った異常気候に襲われ始めているようである。

 

 

 
 


通常のトラビスコの川 



猛暑で干上がった川
 

 
 

 
 


藻が発生し緑色に変色したオクラホマ州の川

 



中国では夏の雪

 


 
 


7月13日、四川省折多山に積もる雪(四川新聞ネットよりスクリーンショット)

 


中国といえば、真夏の7月に四川省の高原で、
13日から2日にわたって気温が氷点下にまで下がり、30cmに達する大雪が降ったようである。

降りしきる真夏の大雪で、あたり一面は雪景色。この雪で、道路は立ち往生する車で大渋滞となったというから、「ぺル−の異常気象」に掲載した赤道直下の アンデスの大雪を思い出す。

季節外れの大雪に、観光客は「旅行で四川省に来ましたが、7月に雪が降るのを見たのは初めてです。本当に珍しいですね」と話し ていたようだが、この異常気象をその程度にしか感じられないのだとしたら、お粗末もいいところだ。
 

ヨーロッパは早くも秋

一方、ヨーロッパはフランスを中心にひどい干ばつで大河の水が消えかかっている状況が伝えられていたが、一転して、今度は フランスから東部一帯にかけて長雨と冷夏に襲われており、7月のはじめだというのに、すでに秋の気配が漂い始めたというニュースが流れている。 北極海からの寒気が流れ込んで来ているためのようである。

今日の天気予報を見ると、パリは最低気温が13度で、最高気温も19度止まり、ドイツのベルリンは最低が16度に最高が21度というからまさに秋到来である。一方国家的なデフォルトの危機に揺れているギリシャは最高気温が40度だというからなんともちぐはぐな気候である。

 

 
 


ガリビエ峠で雪でスリップした車を押す救助隊の姿は昨年12月の大雪を思い出す

 


フランスのテレビ局「F2」は、自転車レースのコースとしてで有名なスイスのガリビエ峠では、
2日後に行われるツールドフランス・レースの応援にかけつけた観光客が、季節はずれの寒さと雪に震えている状況を伝えている。

氷点下の中で積もった雪は真昼でもマイナス1度で、道路は凍結したままで交通麻痺。テレビに映るその状況はまさに冬景色である。急な悪天候に襲われた観光客の半袖に半ズボンの夏姿がなんともちぐはぐで、キャンピングカーに避難した観光客は「凍えそうです、持ってきたのは冬服ではなく、水着です」と語っている。

 

東アフリカでは干ばつと飢饉

 

 

アフリカの角と呼ばれる東海岸の半島は、いま人災と天災で難民であふれかえっている

 
   

ケニアの難民キャンプに押し寄せている避難民の数である
(写真は、5枚目以外はすべてNHK/BSニュースから転写)

 


状況がさらに深刻なのがアフリカ東部の干ばつである。こちらは暑い寒いの問題ではない。生死の問題になっているからである。

アフリカの角と言われるアフリカ東部の半島全体で干ばつによる飢饉が増え続けている。世界一の難民キャンプと言われているケニア北部の難民キャンプには、今ソマリアから毎日4000人を超す難民が流れ込んで来ている。

ソマリアの村々では干ばつで井戸が枯れ、備蓄した食べ物がなくなり、水や草がないので家畜が次々と死んでいる。そんな状況にありながらも、国は内戦状態にあるためとうてい援助は期待でない。結局、隣国の難民キャンプに向かわざるを得ないのである。

そんなことで、難民キャンプは、今、ケニアの難民350万人、エチオピアの難民450万人、ソマリアの難民280万人であふれかえっているという。合わせるとなんと1000万人を超しているのである。

 

 

 

 

 

 

 

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