全国的に連日猛暑が続いているが、読者の皆さんはいかがお過ごしであろうか。かねてからお知らせしているように、世界中で、洪水、干ばつ、熱波といった記録的な自然災害が続く中、ここに来て、経済的危機も本格化し始めたようである。
こうした混乱と危機的状況の中を生き抜くには、心の持ちようがますます重要になってくる。「自分さえ良ければ」「今さえ良ければ」「金さえもらえれば」の「三さえ主義」的な生き方をしている限り、魂の向上は望むべくもなく、むしろ、マイナスの遺産「カルマ」を積み上げることになってしまう。
今こそ必要なのが、こうした激動の時代に生まれ合わせた本当の意味をしっかり自覚し、悔いのない人生を送ることである。これから先、死に対する恐れや不安、死別の苦しみや悲しみ、生活の困窮による失意や落胆などとの遭遇は、ますます多くなるばかりか、その度合いが一段と増してくることになるはずだ。
しかし、そうした状況下で生きることを選んで生まれてきたのは、他ならぬあなた自身であることを忘れてはならない。さまざまな困難という教訓は魂の向上にとって、かけがえのない教師でもある
。だからこそ、それを学べる準備の出来た魂にとって、悲しみや苦しみは深甚なる価値があるというわけである。
そうした点をしっかり理解することは、アセンションに向かって霊性を高めるためにも必要なことであるが、そためには、「死」と呼ばれる現象の実体と、おのれがどこから来て、何処へ去って行こうとしているのかを、しっかり
理解しておくことが必要である。
死に対して無用な恐怖心や不安感を持ち続けていると、魂の故郷へ帰還出来なくなってしまうばかりか、居場所を失ってしまうことになる。幽界が消えかかっている今、さらに地球が次元上昇を果たしてしまったら、地上や幽界をさまよっている魂はもはや存在する場所が無くなってしまうからである。なんとしても、それだけは避けなければならない。
そうした点を踏まえて、9〜11月の講演会は全ての会場で「霊性の目覚め」ー人間死んだらどうなるの?ーを統一テーマとして3回シリーズでお話しすることにした。今までこの種の話の中で、お話しできなかった霊的世界の新しい情報や、自然霊と帰幽霊
との違い、2つ系統に別れた魂などについてもお話しする予定である。
なお、大阪、札幌、福岡の講演会は、参加者により理解を深めてもらうために、3回の出席を前提に受け付けすることになるので、ご承知頂きたい。東京と名古屋の参加者も出来うる限り3回連続でお聞きになられることをお勧めする。(各月の日程についてはトップページに掲載)
またこれから先、世界情勢の変化がますます早まってくることと思うので、その時々の時局についての話は、講演の前半にさせてもらう予定である。