8月から9月にかけ、U
ターンした台風や北海道や東北地方を襲った異例の台風に振り回された日本。 このところようやく台風のニュースを目にしなくなったが、海水温度の上昇した太平洋の南の海上では相変わらず巨大台風が発生し続けており、台風21号(SARIKA)はフィリピンを通過した後、昨日には中国・海南島に上陸している。
海南島上陸時は風速50メートル弱、地域によっては24時間で350ミリを越す雨量を記録。その後も強い勢力を保ったままベトナムと中国南部に向かっており、既に各地に甚大な被害を発生させている。
さらに21号を追いかけるように発生した台風22号(HAIMA)は、本日フィリピンのレイテ島に上陸が予報されているが、この台風もまた巨大台風で、中心の気圧は900hPa、最大瞬間風速は85m
/ 秒で14メートルの高波が予想されている。
これだけ強い勢力を保った台風は10年前にフィリピンを襲い甚大な被害を出した台風30号以来。 フィリピンだけでなく上陸が予想されている中国でも、かなりの被害が出るのではないかと心配されている。
ウォータークロックに突入し水による災害が多発化してきているが、これから先、発生する台風やハリケーン、暴風雨はますます巨大化し、頻度を増してくることは間違いない。5年前に著した『
世界に散った龍蛇族よ!』でポロハウ長老が伝えて下さった自然災害の激化が今まさに、目の前で現実と化してきているのを、我々は目撃しているのである。
これから先、読者におかれては視野を広げて、世界各地の気象の変化をしっかり観察しておいて欲しいものである。 龍~様のご加護を受けている日本の状況だけを見ていたら、世界の異常気象の実体を見失ってしまうことになるからである。 無防備な心に隠れた災害ほど恐ろしいものはないことを忘れずに。
フィリピンの被害状況