東京都民も少しは気づいたか!
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台東区の新小岩駅の構内が水没
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新小岩駅横の地下通路はまさに川と化してしまった
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HPの読者はご存じのように、世界は今各地で、かってない記録的な自然災害に見舞われている。紛争や人心の動乱も日に日にその度合いを増してきている。そんな情勢の中で、何事に付けても世界一気づきの鈍いのが
我々日本人。
現役時代から今日に至るまで、数え切れないくらい世界中を旅して来た私が、いつも帰国するたびに思うのは、世界の動きや自然の変化に
対する日本人の認識の甘さであった。今でもまだ9・11事件はアルカイダのテロと信じ込んでおり、中東情勢がいかに危険な状態になろうがそれは遠い国のこと、さらに米国を始め世界中が記録的な自然災害に見舞われていても、それもみな他人事。
海外情勢の裏を読むとか、迫り来る自然災害の実体を認識するといった点では、先進国の中では際だってレベルが低いのが日本人である。そんな超鈍感な日本人の中でも最右翼にいるのが、首都東京とその近隣に住む2000万を越す人々。
世界屈指の情報都市やその周辺に住んで、国内はもとより世界情勢には通じているはずなのに、なにゆえ超鈍感なのだろうか? 満員電車で揺られている内にすっかり感性が鈍化してしまったのだろうか、それとも程度の低いテレビの見過ぎだろうか。
自然災害に対する認識の甘さは特にひどい。東京直下型地震の発生が予知され、富士の噴火が遠からずして起こりそうだと知らされているというのに、「そんなことどこ吹く風」と我関せず。避難用品も備蓄も何一つ
用意されていない家庭が山ほどある。どこの国に行っても災害発生があり得る地区では、みな水や食料、医薬品など備蓄の備えは万全を期している
というのにである。
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7月24日、三鷹市と調布市は大量の雹が流氷のように
流れて洪水となった。わずか1ヶ月半前のことであるが、
お忙しい都民の皆さんは、すっかり忘れてしまっているかもしれない。
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既に災害情報で知らされているように、富士山の噴火が起きれば都内でも10センチの火山灰が堆積
する。となれば、噴火後しばらくの間は都内は噴煙と粉塵で覆われることになる。しかし、防塵マスクはおろか部屋の防塵対策用品など用意している家庭はわずかしかない。隣接する山梨県が
記録的な大雪で陸の孤島と化していても、あれはよその事と、冬季オリンピックに夢中になっていた人々には、無理なことかもしれない。
そんな都民の皆さんに記録的な自然災害が近づいていることを知らしめるために、龍神様が見せしめのため降らしたのが、今回の1時間雨量が100ミリ
近くに達した滝のような集中豪雨だったの
である。豪雨の最中に鳴り続け、光り続けたのが雷と稲妻であった。それこそが、自然をコントロールできる強力なパワーを持った龍神様が、意図的に操作した自然現象の何よりの証である。
東京に長く住んでいた私も、台東区、千代田区、墨田区、多摩地区と広いエリアであれだけの豪雨に襲われたのは記憶にない。さらに昨日から今日にかけて、遠く離れた北海道の白老町や登別市、さらには札幌市内でもかって経験したことのない豪雨による洪水に見舞われている。宮城県の石巻市や大阪の池田市でも120ミリを越す雨で道路が冠水、停電も発生している。
福知山、広島の記録的な集中豪雨に次いで、今回の東京都内と北海道、東北、大阪の豪雨を見たら、超鈍感な東京都民の方々もウォータークロックの到来を実感したことだろう。これで気づかぬようならもう終わりである。これまでの豪雨は「浄化」と「気づき」のためのものであったから、死者の数はまだ少なくて済んでいる。しかしこれからやって来る災害は「カルマの刈り取り」のため、となると、甚大な人身被害が発生することは避けられないはずだ。
東京とその周辺にお住まいの皆さん、7月に三鷹市に降った季節外れの大量の雹と今回の記録的な豪雨、こうした天が知らしめて下さった特別警報に一刻も早くお気づきになられて、洪水、地震、富士の噴火など、自然が牙をむく前にしっかり備えをしておいて頂きたい。それは全国どこに住んでおられる方にも共通したお願いである。全て明日は我が身であり、我が家であることを忘れずに。
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北海道白老町の洪水状況
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橋の崩壊現場
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