西部の山は火の海
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米国西部の８つの州では、干ばつと猛暑に見舞われ続けており、上の図を見てもらえれば、森林火災が６０ヶ所ほどのエリアで発生していることが分かる。中でも被害の大きいのはカリフォルニア州で、ヨセミテ国立公園の火災は規模が大きく、観光客は近づけない状況となっている。それにしても 、大小の森林火災が６０ヶ所もの場所で同時期に発生しているというのは、なんとも驚きだ。

ABCニュースは、西部一帯はあまりに乾燥しているため、車が暑くなった道路を走っただけで発火する状況だと伝えている。日本にいてはとても信じられないことであるが、それほど西部地方一帯の猛暑と干ばつが想像以上に凄い状況だということである。猛暑に乾燥、それに強風が加わってはたまったものではない。 ３５度を超す猛暑の中で消火活動に従事しておられる消防士の方は、さぞ大変なことだろう。 頭が下がる思いだ。

カリフォルニア州がいかに深刻な水不足に陥っているかが分かる異例の罰金刑が発令された。 芝や道路に水をまくこと、ホースで自動車を洗うこと、リサイクルしない水を使った噴水など　・・・・　これらはいずれも５００ドル（５万円）の罰金となる、ということなので、州民は大変だ。

そんな中、老朽化した水道管が破裂して道路に大量の水があふれ出し、近くにあるカリフォルニア大学のロスアンジェルス校のキャンバスは水浸し、新築したばかりの体育館と地下の駐車場はプール状態。その量は７万６０００トンを越しているというから、プール１０００個分以上の貴重な水が無駄になったことになる。まるで罰金刑の発令をあざ笑うかのような事故である。

カリフォルニア州ではさらに悪いことに異例な落雷の被害が発生している。南部の海岸で、４つの巨大な落雷が落ちて海中に電流が流れ、海の中にいた２０歳の男性が死亡したほか、ショックで意識を失ったりなど１０数名が負傷。落雷は山火事の要因ともなっているが、海中に電流を流れて海水客に死傷者を出す話などあまり聞いたことがない。

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一方、北東部のマサチューセッツ州やコネチカット州、ペンシルベニア州、テネシー州などでは竜巻と暴風雨が発生。マサチューセッツ州のボストン郊外では竜巻で風速５３メートル／秒の強風 が発生し、大きな被害が出ている。建物は屋根が破壊され、壁が吹き飛ばされ、車は車道で横転、駐車場はまるで池のようになり、車が水に浮かんでいる。

ボストン周辺はこれまで竜巻とは縁がなかった場所で、記録を取り始めて以来初めての竜巻の発生となったようだ。ボストン、ニューヨーク、ワシントンは北東部の海岸沿いの都市である。この辺りは、 これまで竜巻に限らず大きな自然災害が少ないところであったように記憶している。

それは地理的な要因もあるが、その周辺の海底にオリオン系の宇宙人の巨大な地下都市が築かれていたため、彼らが張った強力なバリアによって防備されていた ためでもあった。しかし、数年前、龍神系の宇宙人によってこのバリアが破壊されたため、最近、このエリアに竜巻に限らず大規模な豪雨や暴風雨が発生するようになってきているのである。

さらに、東海岸のフロリダやノースカロライナ州、ケンタッキー州などでは大雨や強風による被害が発生している。前回も書いたように、このところの米国は異常気象による自然災害のオンパレードが続いているが、次第にその規模が 巨大化して来ているように感じられる。 今は土地の浄化のための災害であるため人災が少なくて済んでいるが、これから先、地震や噴火が発生するようになった時には、そうはいかなくなって来 る。問題はその時だ。
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