相変わらず各地で悪天候が続いている米国。
テネシー州やミネソタ州では洪水と竜巻が発生し、テネシー州ではショッピングセンターの屋根が大量の雨水の重さで崩壊し、床が瓦礫と化すなどの被害が出ている。そんな中、今朝のABCニュースは驚いたことに、サウスダコタ州では雪が降り、ラッシュモアーの降雪量が11センチに達したことを伝えていた。
サウスダコタ州は米国の中西部に位置し冬の気温は低いが、ウィキペディアを見ると9月は平均最高気温が23〜24度、平均最低気温は8〜9度なっており、この時期、降雪があってもおかしくないといったエリアではない。案の定、ABCニュースはこの時期の11センチに達する降雪は、1888年以来126年ぶりのことであると伝えている。
どうやらこの異変は、北のカナダから流れ込んだ、冬型の寒冷前線がもたらした寒気によるもののようだが、この寒気団はこれから先さらに南下をしていくようで、中部の12州で霜や凍結注意報が出されると同時に、テキサス州からカロライナ州など南部では鉄砲水の恐れが出ている。
先日来、日本各地で発生している集中豪雨も、北から押し寄せてきた寒気団の影響であることを考えると、これから先、南部では落雷と洪水の発生がありそうだ。