ガザへの空爆拡大
☆
|
|
|
|
☆ |
|
|
|
|
|
散乱するがれきの街と化したガザ地区。そこには憎しみと恨みの念が渦巻いている(ドイツZDF)
☆
|
|
イスラエルとパレスチナの空爆合戦、罪のない十代の子供たちの誘拐・殺害事件をきっかけに、その規模は次第に拡大され、パレスティナ側の死者数は121人、負傷者の数は
920人以上となっている。イスラエル側からだけでなく、ガザ地区からも連日100発ものロケット弾が発射されてはいるが、イスラエルにはロケット弾を打ち落とす
高度のレーダーと迎撃兵器があるため、死者はまだ出ておらず被害の規模はわずかで、空爆合戦とは言え、まるで大人と子供のけんかのようなものである。
ガザ地区の状況は2009年、2012年のイスラエルによる空爆より更にひどいようで、既に500軒近くが爆撃され、100軒近くが完全に崩壊状態となっている。その映像を見ると、シリアやイラクとまったく同様で、その凄まじいまでの惨状は目を覆いたくなってくる。
人間の愚かさと、その愚行を推し進めるカルマの持つ負のエネルギーの強さに驚くばかりだ。
全財産をはたいて1年前に新築したばかりの家が攻撃され、片側の壁がそっくり吹き飛び、家具やコンクリート片が散乱、 ミサイル2発が打ち込まれ長男を除く一家8人が死亡
、 マスコミを通じてこうした悲惨な状況を知らされると、言葉を失ってしまう。 爆撃地区一帯に渦巻く、悲しみと憎しみと恨みのエネルギーが目に見えるようだ。
こうした戦闘激化を受け本来なら始まっているはずの、国連や米国の調停工作も今回は動きが鈍い。 オバマ大統領の自制呼びかけにも、イスラエルのネタニヤフ首相は「テロリストへの空爆を止めることはない」と一蹴
、ガンツ参謀総長も「我々が前に進むのを止めるものはない」語っている。
また、2012年の攻撃の際には調停役を買って出たエジプトも、当時の政権と違って、今の軍部出身のシーシ大統領はハマスに対して敵視政策をとっているため、
調停に乗り出す気配は見られない。
☆
|
|
|
|
重傷を負った4歳の子供。父と母と姉が死亡したことをまだ知らされていない(アメリカABC)
☆
|
|
☆
地上部隊投入迫る
☆
問題はこれから相互の空爆がさらに拡大され、イスラエル側に死者が出た時である。その時には、イスラエルの戦車部隊によるガザ地区への突入攻撃が始まる
ことは間違いない。イスラエルでは既に3万人の予備役が集められており、その準備は整っている。
地上部隊の投入がもたらすパレスチナ側の被害は甚大で、1000人を超す死者や数千人の負傷者が出ることは必死。 その結果、ガザ地区一帯には
悲しみだけでなく、更なる憎しみと恨みのエネルギーがまき散らされることになる。
一方、パキスタンでは今回の大統領選挙での不正選挙をめぐり混乱が発生している。そため、今年秋までの米国軍や国際部隊の撤退計画は狂ってきそうだ。衰退期に入った米国の現状を見ると、恐らくパキスタンでもアフガニスタン同様の混乱状態が一段と強まり、一歩間違えば内戦化に向かいそうである。
中東に混乱をもたらした米国は、
そうした状況を見てみると、宗教間、宗派間、民族間の対立にテロが加わり、状況が悪化する一方の中東は、完全に手の打ちようがなくなってきてしまった感じがする。
対立と憎悪の感情が一段と増す中で、調停役がいなくなってしまっては、もはや行くところまで行くしかなくなってくる。
これから先、先史文明からたまり続けた
巨大なカルマはさらに新たなカルマを産み、
中東全域がカルマの渦巻く戦場と化して、ハルマゲドン(神とサタンとの最終戦争)に向かうことになるかもしれない。
一方、軍産複合体の利益のために引き起こされた湾岸戦争、イラク・アフガン戦争により、米国には、これから先自国のカルマの刈り取りが待っている。とてつもない巨大なカルマの刈り取りが。
☆
☆☆
|
|
|
|
ネタニヤフ首相は「テロリストへの空爆を止めることはない」とオバマ大統領の調停発言を一蹴
☆ |
|
|
|
|
|
☆
地上軍の戦車部隊が進入した時には、ガザ地区は地獄と化し、
ハルマゲドンへの口火が切られることになるかもしれない。 (アメリカABC) |
|
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
|