米国南部を次々と襲うハリケーン
「拡大し続ける米国の自然災害」で、上陸時の最大瞬間風速が74mという米国で史上最大の勢力となったハリケーン「アイダ」が、ルイジアナ州ニューオリンズ市を襲い甚大な被害をもたらしたニュースをお伝えしたが、今度は最大瞬間風速42mのハリケーン「ニコラス」がルイジアナ州の西隣のテキサス州・ヒューストンに上陸。
ヒューストン郊外では強風と250oの雨で既に50万人が停電に見舞われているが、周辺の全長800キロにわたるエリアにも被害がもたらされており、ルイジアナ州では前回のハリケーンによって発生した廃棄物の山が再び流され、排水溝に詰まれば被害が更に大きくなるのではないかと心配されている。
この夏の米国に上陸したハリケーンは既に19個に達しており、年々その頻度と規模が増す一方で、まさに世界で最大の自然災害の被災国となっている。こうした状況を見てみると、もはや米国は他国の紛争や内戦などに関わている時でないことを示している。これから先、覇権国家米国は自身のまいたカルマの刈り取りに追われる日々が続くことになりそうである。
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米国南部のテキサス州、ルイジアナ州、フロリダ州は自然災害のメッカと化してしまった
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強風で風速発電機の羽根が吹き飛ばされてしまった
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ガソリンスタンドの屋根が倒壊
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高潮で道路が冠水
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2週間前のハリケーン「アイダ」の被害者は後片付けの最中に再び災害に巻き込まれた
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こうしたハリケーン「アイダ」の廃棄物が洪水に流されたら洪水の被害がさらに大きくなる
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フランス南部では森林火災に次いで今度は
3時間で2カ月半分の集中豪雨
「南フランスで大規模な森林火災」で、フランの地中海沿岸のバール県で、ここ20年でフランスで起きた火災としては最も大きな森林火災が発生し、甚大な被害が広がっていることをお伝えしたが、今度は同じフランス南部のガール県で14日の午前中の3時間で、2カ月半分の集中豪雨に見舞われ、街のあちこちが水没し大きな被害が出ている。
幸い今のところは犠牲者は出ていないようであるが、夜にはまた大雨が予想されていることから、更に被害が広がる可能性が大きいことをフランのF2局が伝えていた。明日のニュースで改めてその様子が伝えられることになるかもしれない。
大規模な森林火災と洪水はまさに米国の二の舞で、ただその規模が少々小さいだけである。
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応接間も書斎も水に浸かってしまった
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寄付のご報告
今世界は自然災害だけでなく、テロや内紛による人災が頻発しており、アフガニスタンの惨状もその一例である。先日、国連が発表した難民と避難民の数は3800万人に達しており、その数の多さに驚かされた。
そして、その中に含まれる子供の数は半分以上になっているようである。そんな子供たちのために少しでも役に立って頂けたらと、わずかではあるが国連WFPに寄付をさせて頂くことにした。茨城県からの来館者などからお預かりしている寄付金も一緒に送金させて頂きましたのでご報告いたします。
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