かっては世界の覇権国家として栄華を誇った大英帝国・イギリスが米国、中国、イスラエルと共に国家滅亡に向かってそのスピードを速めて来ていることについては、「イギリスの漁業者と搬送業者に、EU離脱で問題が発生」や「EUから離脱後、国家衰退のスピードを増すイギリス」
等でお伝えしてきたが、コロナ禍の中でまたもや新たな問題が発生し国民をパニックに陥れている。
それは、90%近いスタンドのガソリンの在庫が底をついて来ており、一般の市民がガソリンを供給することが出来なくなってきたため、スタンドではドライバー同士の言い争いや殴り合い等のトラブルが頻発するなどのパニックが発生していることである。
なにゆえ、ガソリンスタンドのガソリンの保有が空になる事態が発生しているかというと、ヨーロッパ諸国からガソリンを運ぶ運転手の入国が激減しているからである。それはEUからイギリスが離脱したため運転手となる人々の入国の手続きに時間が掛かり、極端な運転手不足が発生しているためである。
そうした事態を受け政府は軍隊を動員してガソリンスタンドへの石油や灯油の搬送を行っているが、10万人前後と推定される運転手不足はすぐに解決するほど簡単な問題ではなく、いつまでも軍隊による搬送を続けることには問題があるため、市民の不安は容易に解消することにはなりそうもなさそうである。
自ら主導して結成したEU(欧州連合)から自己の都合で離脱したイギリスに対するEU国民の目は厳しく、これから先、様々な点でこうした難問がイギリスを国家破綻へと導くことになりそうである。