自然災害や惨事が続く米国。今度は西海岸南部のカリフォルニア州・ロスアンジェルスの沖合にあるパイプラインから大量の原油が流出する事故の発生である。
原因は沿岸から28キロ先まで続いている原油のパイプラインの上を走行していた船の錨(いかり)による破損事故ではないかと思われている。
調べて見ると、この種の事故は1969年と2015年にも発生しており、沿岸の海岸の閉鎖や鳥や哺乳類の死亡などの被害が起きていたようである。
今回の事故でもロスアンジェルスの人気のビーチには死んだ魚や鳥たちが大量に流れ着き、当局はビーチを閉鎖する等の緊急措置をとっているが、被害は沿岸沿いの34キ平方キロメートルに及んでおり、生体系の大惨事になる恐れが懸念されている。
これで観光客やサーフィンを楽しむ人々でにぎわう人気のビーチは、
これから先、数カ月は客足が遠のくことになりそうなだけに、観光業者にとって大きな痛手となることは間違いなさそうである。