2012年の大地震の後もハイチでは復興が進まない中、新たな地震や大統領の暗殺などが起き、またギャングによる暴力事件も多発して、国全体が危機的
な混乱状況に陥っていた。
そうした厳しい状況下、住まいもなく食事にも事欠く人々が搬出し、生活から逃れようとする1万人を超す人々がメキシコを経由して米国へ渡ろうと
、国境沿いにあるテキサス州のリオデグランデ川を渡って越境する状況が続いていた。
そんな難民たちを米軍の馬に乗った国境警備隊が逮捕して送還させようとする様子がテレビで放映され、今米国では
、そうした行為が残酷で非人道的行為だとして物議をかもしているようである。
我が国のような島国では、近年遭遇することのなかった越境問題であるが、米国では厳しい状況に置かれた南米の国々からの難民の入国が年々増えてきており、こうしたトラブルがこれか先、次第に増加してきそうである。これも又、米国という国家と国民が積み重ねてきたカルマの刈り取りの一例なのかもしれない。