失踪後、機は4時間も飛行していた
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突然消息を絶ったまま未だその行方が分からないマレーシア航空機
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大きな謎に包まれているマレーシア航空機の失踪事件。事故から既に6日間が過ぎ、各国の航空機や船舶による捜索や人工衛星の画像などからの追跡が行われ続けているが、未だに機体の痕跡すら発見されていない。昨日、中国が発表した人工衛星からの画像による航空機の一部とみられる破片も、その後の調査で、航空機のものでないことが確認されている。
飛行中の航空機からは通常おいかなる形で管制塔と通信がとられているのだろうか?
@ 無線通信 ・・・・ 海の沖合上空などでは通信が出来ないこともある
A エーカーズ(ACARS ・
航空機情報呼び出し通信システム) ・・・・ 航空機の機体の情報や機材の不備など故障の原因となる情報を定期的に送り続ける
B レーダー ・・・・ トランスポンダという中継器を使って、航空機の位置情報や高度などの情報が伝えられる。しかし、この方法はパイロットが意図的にスイッチを切ることによって、通信を途絶えさせることが出来る。
今回、飛行から49分後に航空機からの通信が全て途絶えたということは、上記の3つの手段が全て機能しなくなったということになる。それは、機体が何らかの要因で突然破壊されて、全ての通信システムが機能しなくなったことを意味している。
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アメリア軍高官の発言が正鵠を得ているとなると、
機体の消えた範囲は半径4000キロ四方となり、
インド洋から中国本土まで広範囲となってくる
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ところが、ここに来て米国のABCニュースは、米軍の二人の高官からの情報として、マレーシア航空機はレーダーから消えた後、4時間以上にわたってさらに飛行を続けていた可能性が出てきたという、驚くべき情報を伝えている。そうなると、先のBの手段がパイロットによって故意に遮断されたことになり、パイロット自身を含めた乗客・乗務員によるハイジャックの可能性が大きくなってくる。
米軍がどのような方法でこうした情報を得たかというと、航空機から人工衛星に発信されている位置情報などのモニタリングシステムである。マレーシア航空はこのシステムによる情報を購入していなかったようであるが、情報としては衛星に残されていた。米軍はこの情報を調べた結果、先の情報を得たようである。
となると、航空機は消息が絶たれた後4時間以上にわたって、時速965キロで飛行していたことになり、4000キロ近く飛行していたことになり、もしも、そのまま北京を目指していたとしたら、既に到着していてもおかしくないことになってくる。マレーシア航空は途中で方向転換していたことを発表していることからして、機は南シナ海上空からインド洋方面に向かっていた可能性が大きいようだ。
それを裏付けるように、米軍の捜査機は一斉にインド洋に向かっている。いずれにしろ、今回の失踪事件は単純な事故ではなさそうである。もしも、ハイジャックによるものだとすると、その後の消息がないのはなにゆえか? パイロットの自殺的行為とも思えないのだが、米連邦空航空局によると、飛行機事故全体でパイロットの自殺が占める割合は、0.5パーセント位は有るようなので、まったく無視は出来ないようだ。それにしても、なんとも不可解な事件で、謎はますます深まるばかりである。
万に一つの可能性しかないが、航空機はどこかの国に秘密裏に着陸しているのかもしれない。乗客の家族の一人が携帯電話がつながったことを語っていたが、
4日目の12日の段階でもまだつながっているというニュースが、英国のディリーメールに掲載されていた。それは万に一つの可能性を示しているのかもしれない。そうあってくれれば家族は救われるのだが。
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米海軍の捜査活動はインド洋に向かったようだ
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