読者は既にご存じのことと思うが、今月から東京をはじめとする各地方都市で「ボンペイ」と「ノア 約束の船」が上映される
。「ボンペイ」は既に6月1日から上映が始まっており、内容はヴェスヴィオ火山の噴火で灰に埋もれてしまったイタリアの遺跡ポンペイを舞台にした歴史アクションで、火山噴火で街に危険が迫るなか、復讐に燃える奴隷戦士の戦いと愛が描かれている。
一方、「ノア 約束の船」は
明日13日から始まる。こちらは、天の神から「地上で悪さを行う人間を洪水で滅ぼす」と告げられたノア(当時500〜600歳)が、ノアの方舟を作り、全ての動物のつがいを方舟に乗せて大洪水から生き残ったという
、旧約聖書の「創世記」に出てくるおなじみの物語を映画化したものである。
私は読者にこれらの映画を推薦しようとして書いているわけではない。 先月、2本の映画が上映されることを人からお聞きした時、何か無性に心に感じるものがあったがゆえに、こうして記しているのである。なにゆえ心が騒いだのか?
あたかも、私がこれまで読者に伝えて来た「時の到来」を告げるかのように、時を同じくして2本の映画が放映されることになったからである。
新星地球「アルス」の誕生を前に、今、地球とそこに住む全ての生命体は源へ帰ろうとしている。ひでぼー君が伝えていたように、その前に地球も人間も共に身を清めねばならないのだ。そして時は今、我々はウォータークロック(水の時代)を迎えている。そんな時、地球を覆う大規模の洪水をテーマにした「ノア
約束の船」が上映される背景には、何か深い意味が秘められているに違いない。私にはそう思えてならないのだ。
また一方で地球が大掃除されるためには、地球規模の火山噴火は避けて通れない。世界の火山の「のろし」となる富士山の噴火がいつ起きてもおかしくない状況にあることは、読者は既にご存じの通りである。
その前兆と思われる火山噴火がカムチャッカやインドネシア、エルサルバドルなど世界各地で発生し始めている。
火山による大都市の崩壊で我々が思い出すのは
、ヴェスヴィオ火山の噴火による土石流で、一時の間に埋もれてしまったイタリアの都市・ボンペイである。そういった意味からも、映画「ボンペイ」もまた時宜を得た上映であるようだ。
どうやら映画制作者たちは大衆向けの娯楽映画という手段を使って、しかるべき者たちに「時の到来」を密かを伝えようとしているようである。
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