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異常気象に見舞われ続けている米国、オクラホマ州では乾燥と強風による山火事が急速に広がっている。住民や消防士による必至の消火活動が続けられているが、オクラホマシティーの北のガスリンの町では36棟が焼失し、今もなお火の手は広がり続けている。
今年は歴史的な干ばつが南はテキサスから西はカリフォルニアまで、中西部、南西部の広範囲にわたって広がり、
周辺の住民は厳しい山火事のシーズンを迎えている。今年の干ばつと山火事がいかに厳しいものかを示すデーターを、ABCワールドニュースは次のように伝えていた。
それによると、今年のカリフォルニアの山火事の発生件数はすでに1106件と平年の2倍に達し、件数を増していた昨年の697件よりも遙かに多発しており、さらに、全米における山火事による焼失面積は昨年の2倍を超している。また、乾燥化は山火事だけでなくトウモロコシなどの穀物の生育にも大きな打撃を与えており、穀倉地帯は厳しい状況に追い込まれている。
こうした異常気象による被害は、これまでに繰り返し報告して来たように、
寒波、大雪、暴風雨、洪水、竜巻、ハリケーン、熱波、干ばつと、その牙の姿を様々な形に変えて米国全土を襲っており、経済や社会生活に次第に深刻な打撃を与え始めている。
昨夜の米国ABCニュースはトップニュースで、6日、ホワイトハウスでオバマ大統領と300人の気象専門家から、全米気候評価報告書が発表されたことを伝えている。その内容は、今米国を襲っている一連の異常気象は温暖化現象によるもので、これから先、一段と厳しさを増すことは避けて通れないという衝撃的なものであった。
大統領はインタビューで、排気ガス対策などでなんとか対応していきたいとのんきなことを語っていたが、専門家の一人は、「これからは、自然は大きな打撃を我々に与え続けるでしょう。この打撃そのものを変えようとするよりも、
その直撃をいかに避けるかを学ぶべきだと思います」と、記録的な異常気象の発生はもはや避け難く、その規模がますます大きくなって来ることを伝えていた。
前にも触れたように、自然災害の発生をコントロールしているのは龍神系の神々であるが、龍神様はもはや人間どもがまき散らしたカルマを刈り取るには、自然災害は避けて通ることが出来ないと判断し、異常気象による災害を押さえることから手を引き出したようである。
オクラホマ州のガスリンの町で山火事に遭って自宅を焼失した女性が語っていた「今回のこの山火事の様子を見ていると、火の手はまるで神様の手にかかって燃え広がっていったようです」という言葉が、そのことを如実に伝えているようであった。
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