ロシアの猛暑と洪水
ロシアのモスクワ市では5日、31度という記録的な暑さとなっている。真夏でも20度を少し上回る程度であることを考えれば、30度を超す気温がいかに異常であるかが分かろうというものである。モスクワから
なんとう寄りのアルタイ地方では、ここ1週間で3ヶ月分の大雨に見舞われて大洪水が発生、町の4000棟を越す住宅が水に浸かり、被災者の数は1万人に達している。
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中国の降雪と地震
一方、隣国中国の北京では41度を超す記録的な猛暑に遭遇し、この暑さの中をマスクをかけて歩く市民の姿が地獄絵の様相を呈しているが、ロシアのアルタイ地方の南側に位置する中国のボボクサル地方では雪が降り、救援隊が出動して救援活動が行われている。6月に入っての降雪は異例中の異例、世界各地で発生している極端な寒暖による異常気象が中国でも次々と発生して来ているようだ。
先月24日にM5.6の地震で1万棟を超す家屋が被害を受けたばかりの雲南省では、30日再びM6.1の地震が発生して3400棟が倒壊、2万1000棟が半壊し、被災者数はおよそ18万人、300億円近い被害が見積もられている。
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