米国政府は2月から開かれる北京オリンピックに外交官の参加を行わないことを明らかにしていたが、本日のカナダの公共放送CBCはイギリスとカナダ、オーストラリアの3カ国も同様な措置を取ることを伝えていた。
いずれの国も不参加の理由として皆「ウイグル族への差別的行為」をあげている。中国とオーストラリアの関係はかねてから悪化しおり、今回の政府関係者の外交的ボイコットによって、さらなる関係悪化が進むことになりそうである。
イギリスの外相は10日から開かれるG7外相会議において、フランやドイツにも同調を呼びかけようとしているようで、こうした動きが広がると、中国と主要国との関係悪化が進むことは間違いなく、世界情勢の先行きが懸念されることになりそうである。