米国の南部や中西部の8つの州では34個の竜巻が発生。中でもケンタッキー州の被害は大きく、竜巻が進んだ400キロに及ぶ地域で次々と建物が崩壊し100人を超える死者が出ている。
現地時間で10日夜から11日にかけて甚大な被害に見舞われたケンタッキー州では、発生が夜であったため、住民の気づきが遅くなり地下シェルターへの
避難が遅れたこともあって、多数の死者が発生する事態となっている。
風速90mという信じ難い強風に見舞われたエリアにおける被害状況を、ABCニュースは家屋が吹き飛ばさ
れ、自動車がミサイルの様に飛んで行ったと伝えていた。我々はそうした光景に遭遇したことがないだけに想像することが難しいが、実際に現場に身を置いた人々は生きた気がしなかったに違いない。
米国では竜巻は通常春ごろに発生しているようであるが、今回、冬に入った12月に発生していることは、米国の気象状況がいかに異常事態となっているかを示しているようである。こうした異常気象の発生によってカリフォルニアやオレゴン州など西部海岸沿いでは巨大な森林火災、また東部海岸のフロリダ州では巨大
ハリケーン、そして中部ケンタッキー州などでは巨大竜巻の発生が相次いているのだ。
米軍が引き上げた後、いま東南アジアのアフガニスタンや中東のイラン、イラクでは内乱状態が続いており、今もなお多くの市民が家を失い、食事も満足に出来ない状況が続いている。そうした惨状を招いたのは内戦に関与した米国であり、その米軍が引き上げた後も食にありつけない人々が苦しみ続けているのである。
そうした惨状を見せられ続けている中で目にする米国の自然災害は、国家のまいたカルマの刈り取りが本格的に始まっていることを示している。となると、米国における自然災害は益々その頻度と規模を増してくることは避けられず、これから先も、我々は「カルマの刈り取り劇」
の厳しい惨状を目にし続けることになりそうである。