米国のニューヨーク州やニュージャージー州の一部では大型ハリケーン「サンディー」による停電が今も続き、自家用の発電機を動かすためにガソリンを求める長蛇の列が続き、次第に住民の不満が強まって来ている。また、停電でエレベーターがストップしているため、高層マンションの住民は灯油や食料の買い出しに40階、50階から徒歩で上り下りする状況が続いている。
こうした首都ニューヨーク近郊でサンディーの後遺症が続いている中、時を同じくして中国の北部が異例の寒波と大雪に見舞われ、首都北京市内や郊外では交通渋滞や停電が起き市民生活に大きな影響を及ぼしている。また、万里の長城では日本人観光客2人の死亡と1人の行方不明者がでている。
北京では11月の平均降水量は11ミリ程しかない。しかし、3〜4日にかけて降った雨と雪量は100ミリを超すところとなった。低気圧が接近してきているところに真冬並みの寒気団がなだれ込んで、低気圧を発達させ、降水量を多くしそれに寒気が加わってこの時期としては異例の大雪となったというわけである。
北京周辺、西では暴風雪、東部では凍てつく寒波と50センチを超す大雪、こうしたこの季節として異例の状況に見舞われた要因が低気圧と寒気団との衝突によるものであることは、米国のサンディーによる被害拡大の経緯を思い起こさせる。
サンディーも西に進路を変えニュージャージーに上陸したとこで、大型の寒気団に衝突し大きな被害をもたらすところとなったからである。
これまで大型の災害から逃れてきたニューヨークやワシントンといった米国の東北部に位置する主要都市が、ここ2年ほどかってない災害に見舞われるようになったのは、宇宙人によって張られていたバリアが破壊されたためだということは何度もお伝えしてきているとおりであるが、どうやら北京でも似たような現象が発生しているようである。
北京には宇宙人によるバリアが張られていたわけではないが、このところ、中国共産党政権下での官僚の腐敗や市民の貧富の格差の拡大によって、政治・経済の中心である首都北京を取り巻く一帯の波動が異常に低下し、見る人によってはおぞましまでの雰囲気に包まれているとのことである。
こうした情報がここに来て一気に伝えられるようになって来ていた矢先の異常気象による混乱の発生である。昨日東京講演会に参加された方には、これから先中国、特にこれまで自然災害が少なかった首都北京や香港など共産党幹部が暮らす主要都市を中心に記録的な災害が発生することになるはずだと、お伝えしたばかりである。
地球の大周期の終わりを前にして発生する記録的な自然災害や人災は日本を始め世界各地で次々と発生して来るものと思われるが、特に米国東北部海岸、中国北京周辺は要注意である。中国北京を襲う災害には、今年に入って50人に達しようとしているチベット人僧侶達の焼身自殺の強い怨念がこもっていることは確かである。
なお、万里の長城付近で日本人観光客ら5人が遭難した事件は、日本のテレビでも報道しているが、現場周辺は、この時期としては約半世紀ぶりの猛烈な吹雪と大雪で、登山には不向きな天候だったようである。気楽な気持ちでの観光旅行には、くれぐれもご注意願いたいものである。