米国を襲っているのは異常気象だけではなく、聞くも恐ろしいゾンビ事件までもが発生してきているようだ。
あなたはこれまでに「ゾンビ」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 広辞苑を見ると、「呪術に寄って生き返った死体」と書いてあるが、一般的には人肉を食う魔物という意味で使われることが多い。
5月の27日にマイアミで起きた猟奇事件以来、米国では「ゾンビ・アポカリプス」(アポカリプスとは「世の終わり」「黙示録的な」という意味)とか「マイアミゾンビ」と言う言葉が頻繁に使われるようになって来ている。そうした
奇っ怪な言葉の発生源となったマイアミの猟奇事件とは、一体どのようなものなのか? それは、人が人の脳を食べたり顔を食いちぎったりするという、なんともおぞましい事件である。
ルディ・ユージーンという男が白昼の公道で全裸となり、偶然出くわしたホームレスの男性ロナルド・ポッポさんを殴打して衣服を引きはがし、その後、
18分間にもわたり射殺されるまで被害者の顔の大半をかみちぎり続けたのである。被害者の男性は、顔(表皮)の80パーセントくらいを犯人に食べられてしまったが、病院で治療を受けて今も生きているようである。
この事件については米国在住の方からこんな奇っ怪な事件が起きているんですと、メールで知らせて頂いていたのだが、語るもおぞましいような事件だったので、読者に知らせる気になれずにいたが、その後も同様な事件が相次いでいるようなので調べてみると、
その数は先月1ヶ月間だけで10件を超していることが分かった。
一連の事件は、加害者が人前で全裸になることや、近くにいた通行人や病院のスタッフ、止めに入った警察官に襲いかかり、相手の体の一部を食べようとする点で
共通点を持っている。中には、単なる全裸でストリップするだけの露出狂的な段階で取り押さえられたものもあるようだが、「全裸で人を咬み、人肉を食べる」となると、尋常ではない。
一部では覚醒剤によるものではないかと言われているようだが、私にはそんな単純な事件ではないように思われる。覚醒剤による幻覚症状で引き起こす事件などこれまで世界中で数え切れ
ないほど発生しているが、人の肉を咬みちぎって食べるなどといった事件は聞いたことがないからである。
ゾンビの出現の背景
これまでの私の著書を読んでおられる読者はお分かりのように、今、霊的世界は地球がアセンション(次元上昇)に向かうのに併せて、波動の低い
アストラル界から徐々に消えかかっている。そのため、そうした低次元の魔界的世界に棲む邪悪な存在は地上界に出現し、人間に憑依しようと
必死になっている。
その結果、同じような低い波動を持った人間は憑依されて、邪悪な存在の意のままに動かされることになる。理由なき殺人事件やおぞましい猟奇事件の多くは、そうした悪霊の憑依による事件である場合が多い。その憑依する悪霊が単なる不成仏霊から、おそましいゾンビ的存在となったのが、今米国で発生している奇っ怪な猟奇事件ではないかと思われる。
英国のデイリーメールには、中国でもマイアミゾンビ事件と似た事件が起きた記事が掲載されている。それは、酔ったバスドライバーが女性に襲いかかり、顔を食べようとした事件であったようだ。中国と米国で同様な事件が起きているという点がなんとも不思議である。
もしかすると、両国においてはこれまでの国の在り方の中で、ゾンビが容易に出現することのできる「次元の通路」が出来てしまったのかも知れない。それにしても、
なんとも恐ろしい世の中になってきたものである。「ゾンビ・アポカリプス」、まさに名前の通り黙示録的な魔物の出現である。
我々は「憎しみ」「恨み」「怒り」の心を少なくし、出来るだけ穏やかな心で明るい毎日を過ごしたいものである。ゾンビのような邪悪な存在にとって一番苦手な相手は
、憎しみや怒りの心を持たない朗らかで明るい心の持ち主であるからである。