キタキツネ
キタキツネ(北狐)は、北半球に広く分布するアカギツネの亜種で、樺太や千島列島にも生息しており、日本では北海道にだけ棲んでいた。しかし、青函トンネルが出来てからは青森県でも見かけるようになったようなので
、彼らは50キロほどのトンネルを通って青森に渡ったようである。
アイヌ語ではチロンヌプ(cironnup)、スマリ(sumari)、キモッペ(kimotpe)、フレプ(hurep)などの名称があるので、
キタキツネは昔からアイヌの人々に親しまれていたに違いない。体は本州・四国・九州に生息する「ホンドギツネ」よりも全体的にやや大きく、耳の裏と四肢の足首の部分が黒いのが特徴である。