宇宙船墜落
先日、メキシコのポポカテペトル山に巨大な細長い飛行物体が突入する映像を紹介した。この種の現象の真相を知ることの出来る立場にいる何人かの人物に聞いてみたところ、どうやら、映像として映っている長細い形は落下物体の
「形と大きさ」をそのまま忠実に写したものではなさそうである。
撮影したカメラのシャッタースピードが落下物の速度を捉えるのに遅過ぎたため、残像のような形で長細く映されたようである。ただ数十メートル
を超す巨大な光輝く物体が火口めがけて突入したことは間違いないようで、その正体について和宏少年は「グレイ系の宇宙人の乗った宇宙船
」であることを教えてくれた。
読者はすでにご存じの通り、宇宙人・グレイは遠い昔、核兵器によって自分達の惑星を破壊・汚染してしまったため長い間地表に住むことが不可となり、地下に逃れて生き延びた琴座のエイペックス星人の末裔である。そのエイペックス星は核戦争の後、トランスポート(空間移動)して、元の惑星位置から遠く離れた宇宙空間に移動し、ゼーター・レクチル星と呼ばれる星
となっている。
彼らは2度と戦争を起こさないためと地下生活に適するために、遺伝子操作によって感情を抑え、身体を小さくするることを徹底的に推し進めてきた。その結果、
長大な歳月を経たあと地上に出現した時には、自分達の住む星が宇宙空間をトランスポートしてしまい、天空に見える星座の位置がすっかり変わってしまっていることと、他の宇宙人に比べて自分達の感情があまりに
弱くなってしまったことを知り、愕然としたようである。
そのために彼らは、自分達の意識の中に悲しみや、憎しみ、喜びといった感情を取り戻すことが至上命題となったというわけである。そして、その課題を達成するために関心を向けたのが我々地球人であったのだ。良し悪しは別にして、
銀河系宇宙に住む存在の中で強過ぎるほどの感情を持っているのが、他ならぬ地球人であったからである。
そのため、ゼーターレクチル星の宇宙人(グレイ系の宇宙人)は地球人との接触を推し進めるため、これまでにも危険を冒して地上近くまで降りてくる事が多くなってい
た。その結果、事故で墜落したり、攻撃されて撃墜されるケースが南北アメリカを中心に何度も起きていることはご存じの通りである。そして今回の墜落原因
であるが、どうやら米国の宇宙防空システムからの攻撃を受けたためのようである。
もしも、これまでのように地上に墜落すると、搭乗員達は米軍によって捕獲され人体実験の対象とされる。また、宇宙船に使われているテクノロジーの一部は米軍の秘密兵器として利用される可能性が大きい。それを承知している彼らはそれを避けるため、迎撃を受けた後、あえてポポカテペトル山の噴火口に突入する手段を選んだようである。
彼らは地球人のような死に対する恐怖心を持ち合わせしていないため、平地への不時着を度外視したのではないかと思われる。
火口への突入という非常手段の結果がどうなったのか詳細は教えてもらえなかったが、現実に噴火状態にある火口の内部となると、いかに進んだテクノロジーを保持している米国の軍隊といえども、容易に近づくことは出来ないので、
米軍の研究手段の対象になることは避けられたようである。
問題は、今回の宇宙船の突入がポポカテペトル山の本格的な噴火活動を促すことになりはしないかという点である。その後、噴火活動が活発化してきており1日に70回を超す噴火が続いているようなので、少々心配である。どうやらしばらくは、注意深く様子を見ておくことが必要のようである。