欧州・北部は冷夏で雨、南部は猛暑で晴天
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寒暖の差が広がる欧州
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米国では予想通り、熱波の後の豪雨で南部のノースカロライナやテキサスで洪水が広がっている。米国の異常気象と同様、ヨーロッパでも冷夏と猛暑という両極端の異常気象が続いている。英国や北欧諸国などは6月から雨の日が多く、気温も上がらない日が多い一方、南部の地中海沿岸やイタリアやスペイン
、ギリシャなどは40度近い猛暑に襲われている。
英国の天気予報は向こう半年間、曇りまたは雨としておけばほぼ間違いないと言われているほど青空が見えない日々の連続で、こうした状況はこれから先も当分続きそうである。そのため、
大洪水まではいかないものの、連日降り続く雨のため水かさが増して道路は水であふれ、家の中まで浸水するというような状況出てきているようである。
気象予報官は「この国の歴史で最悪の夏になるかもしれません。多分、湿って寒い日が続くと思われます。少なくとも、現時点で今年のイギリスの夏は史上最悪です」と語っている。どうやらオリンピックは雨空の下で行われる日が多くなりそうだ。
こうした欧州の南北の両極端の気候を端的に表しているのがフランスである。北に位置する首都パリでは平年を4〜5度下回る20度前後の気温で肌寒い日が続く一方、南部のマルセーユでは3
2度近い暑い日が続いている。気象学者はCo2の増加による温暖化説を唱えているが、こういった状況を見ると
、昨今の異常気象が単純な温暖化現象によるものでないことが分かる。
ウォータークロックの到来による地球規模の本格的な気候変動が始まっているものと考えた方がよさそうである。
日々伝えられる九州の度重なる大雨と洪水の被害やロシア、インド、中国などの洪水のニュースがそれを裏付けている。
熊本や大分の大雨について、予報官が「これまで経験したことのないような雨」であると、異例な表現を使って強い警告を発していることを、重く受け止めておかないと大変なことになるかもしれない。
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英国では2007年、09年、11年と夏から秋にかけ洪水が
発生している。今年もまた、こんな光景が見られることになるのだろうか?
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ロシア洪水、死者170人以上に=視察の大統領「津波のよう」
【モスクワ時事】黒海沿岸のロシア南部クラスノダール地方を襲った豪雨による洪水で、警察当局などによると死者は8日までに171人、被災者は1万2000人以上に上った。プーチン大統領は9日を服喪の日とすることを決めた。インタファクス通信が伝えた。
国営テレビによると、大統領は7日、現地に向かい、ヘリコプターから被災地を視察。6日夜に洪水が市街地に押し寄せた様子の説明を受けると「津波のようだ」と印象を語った。
インド北東部で大洪水 95人死亡、200万人が家を失う
インド北東部アッサム州で大規模な洪水が発生し、当局の5日までの発表によれば、95人が死亡し、200万人が家を失う被害が出ている。
当局によれば先週降り続いた雨により州内を流れるブラマプトラ川が氾濫(はんらん)し、2000を超える村々が被害に遭ったという。死者の大半は洪水の濁流に飲まれて亡くなったが、土砂崩れによる死者も16人に上っている。
インドのシン首相は2日、報道陣に対し、約50万人が避難所で暮らしており、残る被災者は親類の家に身を寄せたり、戸外にテント代わりの防水シートを張って夜を明かしたりしていると明らかにしていた。その後、水が引き始めたため、3日の時点で避難所にいる人の数は37万人に減った。
重慶、洪水で180万人が被災
洪水災害に見舞われている重慶市は、23日21時現在で、180万人が被災し、2人が死亡、2人が行方不明になり、
約11万人が避難しています。また、家屋は5600棟が倒壊し、損壊は1万3000棟。直接被害額は7億8000万元(約85億円)にのぼっています。
これに対して、国家災害防止委員会と民政省は、高いレベルであるの四級の応急対策を適応し、作業チームを派遣、救助活動に当たっています。
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