デンマーク領・グリーンランドといえば島の大半が氷床に覆われていることは、ご存じの通りである。ところが、7月に入り、8日から12日までのわずか4日間で
日本列島の2倍もある島の氷床のほとんどが解けてしまったというのである。この現象はまさに驚きの一語に尽き、科学者も極めて珍しい現象だと、さすがに驚いているようである
先ずは、上に掲載した写真を見て欲しい。これは米航空宇宙局(NASA)が衛星から撮影したものであるが、ご覧になると分かるように中心部の氷床はほとんど解けてなくなってしまっている。一部の氷は通常、夏の間に解けるが、今回のように融解が突然始まり
しかも広範囲で起きたことは極めて珍しいことである。NASAによると、過去30年間の衛星による観測で最も融解が広範だったのは約55%であったことを考えれば、その凄さが分かるはずだ。
その原因について、NASAの氷専門の科学者トム・ワグナー氏は24日、「融解の面積はこの4日間に氷床全体の40%から97%にまで拡大しているが、その要因は 「暖かな空気がグリーンランドの氷床の上を通り、それを解かしたものだと思われる」と話している。。
確かにグリーンランドの夏はこれまでのところひどく暖かい状態が続いているようである。ジョージア大学の気候学者トマス・モート氏は、これは米中西部に居座って記録的猛暑と干ばつをもたらしている高気圧とよく似た高気圧が同島の上空に留まっているためだとしている。
しかし、わずか4日間で解けた氷の量は、その時点で残されていた氷床(島の約60% )の全てである。しかも解けたのは降り積もった雪ではない。何十年、何百年に渡って積もった雪が氷結して厚い氷床となったものである。こうした氷床が単に温かい空気が上空を通過した程度で一気に氷解するなどと言うことは、信じられないことである。
数日前に訪ねた立山連峰の室堂付近(標高2400m)には、この冬に降った雪が未だに何ヶ所かに渡って積もっていた(後日写真で紹介予定)。日本列島もこのところ 猛暑が続いている。しかしこのようにまだ雪の一部が残っている所があるのである。それを考えると、北極圏に近いグリーンランドの氷床を解かしたのが、上空に留まった暖かい空気のせいとは到底考えられないことである。
NASA の科学者たちが「今回の出来事の意味するところは今後何年もかけて解明するということになるでしょう」と語っているのはそのためである。私は今回の極めて短期間の融解現象は単に暖かい空気のせいだけでなく、かねてから伝えているように銀河系宇宙の中心から発せられ始めている生命エネルギーによるものではないかと考えている。
現代科学では解明できないだろうが、人間をはじめとする生物の肉体を構成している粒子の波動を上昇させてアセンション(次元上昇)をもたらそうとしているのと同じ エネルギー、地球そのものを高次元に上昇させるためのエネルギーも一緒に地球に降り注いでいるのである。新星「アルス」誕生のためである。
ということは、グリーンランドだけでなく北極圏や南極圏の氷床にも影響が及んでいることになる 。したがって、それらのエリアの氷も融解が進んでいるはずである。その一つの現象が、前段に書いた北極海の融解とプランクトンの発生である。南極は氷床の厚さが2000mから3000mに及ぶため一気に解けることはない。だからあまり騒がれていないだけのことである。
近年、太陽から放射されているエネルギーも生命エネルギーと同様な役割を果たしている。米国やヨーロッパ、ロシア、中国を襲っている記録的な猛暑などの異常気象も、そうした特殊なエネルギーの照射によるものである可能性が大である。
こうしたエネルギーは気象に大きな影響を及ぼすだけでなく、人間の意識や物の考え方にも強く影響 を与え、古い考えや物の見方にとらわれない新人類を次々と誕生させている。それゆえ、これから起きる異常気象や政治、経済の混乱はもはや人間の手では防ぎようがないのである。