なにゆえ中東は争いの場と化しているのか?
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シリア政府軍の空爆で破壊されたとされる建物
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シリア情勢はますます混乱を極めてきており、ニュースで知らされる惨状を見ると、思わず目を覆いたくなってくる。古代都市としての古い歴史を残したアレッポの街は今やアサド政権軍と反勢力軍の争いのまっただ中に置かれ、崩れたビルと悪臭が漂う街の中で食料を拾いあさっている人の姿を見ると、終末的な状況を見せられているようである。
アレッポよりはましな首都のダマスカスでも、校舎が破壊されるなど学校への被害が広がっている。流れ弾とみられる砲弾が校舎を直撃し女性教師と多くの生徒が死亡した中学校で
、地元住人1300人が集まって犠牲者を弔っている葬儀の様子を見ていると、なんとも心が痛む。
全国で2万2000校ある小中学校のうち、既に2400校近くが破壊され、1800校が休校を余儀なくされているようである。一方、隣国トルコやヨルダン、エジプトなどに避難しようとしている人の数は増え続け、国連難民
高等弁務官事務所の発表では、既に登録された難民の数だけでも50万人を超えている。
ムバラク大統領の退陣によって一旦内紛が収まったかに見えたエジプトも、またここに来て大統領派と反対派との争いが発生し、再び国を二分する争いに発展しそうな気配である。一方、イスラエルとパレスチナとの争いもいつ再発してもおかしくない状況にあり、先行きが心配である。
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避難している難民キャンプにも攻撃が加えられ、子供たちが負傷している
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浮いたカルマの刈り取り
今、中東と呼ばれる地域がこうした厳しい状況に置かれているのは、この地が持つカルマのせいである。悠久の過去に遡った時、この地は繁栄と同時に「争いのメッカ」でもあったのである。その地で不慮の死を遂げ、憎しみや恨みを持ったまま成仏できずにいる魂は数知れず、それら太古の魂は今、「地のカルマ」として噴出して来ているのである。
1981年1月11日に日本で、神々とワンダラー(救済のため宇宙を転々とする人々)達によって「湧玉の祝い事の儀式」が執り行われたことは、講演会で述べた通りである。このセレモニーの成就によって地球の持つ「根のカルマ」が刈り取られ、地上に浮き上がった人類の個々のカルマが
、今、清められようとしているわけである。
今我々が見せられているシリアやパレスティナの惨状は、カルマが発生した時と同じ戦いや争いの状況(場)が再現され
、カルマが刈り取られ、清められようとしている状況にあるのだ。
長大な歳月に渡って地上に蒔かれた人類のカルマ、それらは地球が悲しみの星「サラス」から希望の星「アルス」に一大転換しようとしている今、個々のカルマの内容によって様々な形で刈り取られ、清められて地上を去って行くことになるのである。
そのためにこれから先、我々が遭遇することになる艱難辛苦は、戦争や内戦、飢餓、経済破綻、自然災害
・・・・・・・と多種多様であるのだ。
しかし、周囲の人々の救援や支援活動によって、そうした艱難辛苦の度合いを和らげることは可能である。そしてこの支援や救援は一方で「徳」となり、本人の持つカルマを小さくすることになる。
それゆえに、我々は残された日々、出来る限りの徳積みを続けていくことが必要になってくるのだ。
カレンダーや著書の販売による収益に講演会に参加された方々から渡された義援金を加えて、シリア難民への義援金として国境なき医師団や国連の支援団体に寄付させて頂いたので、ご報告させて頂く。一部は、グアテマラの病院の医療器具や什器の購入に回させて頂いた。
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地震情報
心配された関東圏での地震発生はとりあえず避けられたようであるが、残念ながらまだ安心する状況には至っていないようである。
地震学者から寄せられた情報によると、「ラドン発生」と「地磁気擾乱の発生」が地震予知の重要なポイントとなっているようである。大地震あるいは巨大地震の発生の前にはラドン濃度の大きな上昇が見られ、それが元の状態に戻る、つまり収束すると、地震発生の準備ができてスタンバイ状態になり、
その後に地磁気擾乱指数がピークに達した時に地震発生となるのだという。
現在は増大したラドンの数値が急落している段階で、間もなく収束しスタンバイに入る状態であるようだが、さざ波雲や大気重力波の発生状況からすると、いつ発生してもおかしくない状況
が続いているようなので、今後、ラドン数値や地磁気擾乱の代表的指数であるDst
指数の変動などを注意深く見守っていく必要があり、これから先、年末、年初から数ヶ月間は気の緩めない日々が続きそうである。
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