オーストラリアのギラード首相がとてつもない内容を発言しているユーチューブが大紀元日本社に掲載された。それによると、驚くことに「世界滅亡の日がついに来る(The
end of the world IS coming)」と宣言したというのである。
大紀元日本社のニュース記事を見たときには、何か冗談半分の記事を掲載したのかと思って読んだのだが、ユーチューブで映像を見ると、そこには、オーストラリア国旗の前に立つギラード首相が写されており、首相は真剣な表情で「世界は滅亡を迎えている」「マヤ暦は真実であることが分かった」と断言している。
そしてこのことは科学者らがまだ裏付けできないでいるが、世界滅亡に関する予言は正しいことだと繰り返し、最後に首相は、ゾンビや怪獣に襲われるなど、いかなる死の迎え方であっても、「最後の最後まで、私は皆さんのために戦う」「皆さん、幸運あれ(Good
luck to you all)」と結んでいる。
さっそく知人の通訳の方に映像を見て頂いたところ、オーストラリアのアクセントが少し強すぎる点と顔のホリが浅い点が見て取れるので、そっくりさんを仕立てて誰かがやったイタズラのように思えますとのことであった。
確かにこのような大事な発言がユーチューブで流れること自体がおかしなことである。
マヤの予言については、これまでに著書やテレビ、講演会等で語ってきているので、読者は既にその真偽の程はご存じのことと思うが、マヤ族に伝わる
5200年を周期とする長期暦が今年の12月21日乃至23日に終わることから、2012年人類滅亡説が世界中で話題になってきている。さらには、最近はこの日に暗黒の3日間が到来し、人類は新たな世界を迎えるといった話もブログ等で語られているようである。
そうした話についての真偽の程はここで改めて記すつもりはないが、一つだけ申し上げておくと新星地球「アルス}の誕生が遠くない内にやって来ることは確かであるが、それが巷間言われるマヤ歴の終わりと言われている2012年12月21、23日であることはない。それが私の考えである。
それにしてもこれだけよく似た女性を探し出し、マヤ暦を使って人騒がせな映像を作ったものだ。ただ奇妙なのが「ゾンビや怪獣に襲われるなど、いかなる死の迎え方であっても 最後の最後まで、私は皆さんのために戦う」という発言である。冗談話にしてはなんとも念が入ったセリフである。念のためユーチューブを掲載しておいたので、ご自身の目と耳で真偽の程を確かめて頂きたい。
なお、英語記事としては、ヘラルド・サン、オーストラリアン、インターナショナル・ビジネスタイムズ
の各メディアに掲載されていることをお伝えしておく。