シリア難民の惨状を憂う

 

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いつ果てるともなく続くシリア内戦

 


シリアの内戦状態が益々激しさを増す中、政府軍と反体制勢力との間の残虐な殺しあいのニュースを見るたびに、目を覆い耳をふさぎたくなってくる。昨日は、シリア北部アレッポで取材中だった山梨県出身の日本人女性ジャーナリスト、山本美香さんがアサド政権側の攻撃によって死亡したという悲しいニュースも伝えられている。

アフガンやパキスタンを含む中近東の人々はなにゆえこれほどの戦争や内戦、テロの脅威にさらされ続けるのであろうか?  その秘密は、被原爆投下国である我が国が 再び原発事故に遭遇したのと同様、民族とその土地の持つ先史文明 (レムリア文明)からの 隠された歴史に秘められている。来月の講演会ではその点についても触れようと思っている。

この種の内戦には、これまでなら真っ先に介入してきた米国も、財政難と大統領選挙を前にして動きが取れず、頼みの綱の国連も特使を送って調整を図るしか手が打てない状況が続いている。シリア政府を援護するロシアや中国と反体制派の立場に立つ欧米諸国との対立が、国連の本格的な介入を阻み続けているからである。

何と言っても悲惨なのは、内戦に巻き込まれた一般市民たちである。近隣諸国への避難民は増え続ける一方で、隣国トルコでは既に7万人を超してきており、他の 近隣国と同様、国境付近に設けられた避難民キャンプでは食料の供給も十分でなく、難民の受け入れ が限界に達しているようである。

国外に避難が出来ない人々は、親類や知人の 家の他、学校や公営住宅、モスクなどに身を寄せ、 苦しい避難生活を続けているが、国内、国外いずれの避難民もその厳しさには変わりはなく、 国連の発表によると、支援が必要な人の数は250万人に達している。

私はこれまで内戦や戦争の避難民への 寄付金はしたことがなかった。ペルーやグアテマラの学校や病院の建設、自然災害の被害者に対する支援で目一杯だったからである。しかし、シリアの惨状を見ていると あまりに心の痛みが増す一方なので、 「シリア・アラブ赤新月社」と連携し、支援活動を行っている「国連UNHCR協会」を通じて寄付させて頂くことにした。

寄付金は『神々の楽園・八ヶ岳』の印税を充てさせて頂いたので、 今回の支援には読者の皆さんの心もこもっているものと思っている。個々にご寄付されたい方は、下記のHPを開くと振り込み先が載っているので、 そちらを参考にして頂きたい。また、郵貯銀行から振り込む 場合の口座番号は私の振込用紙を参考にして頂きたい。  

 

https://www.japanforunhcr.org/form/donate/

 

 
 

 
 




 
     


記録的な自然災害による食糧危機の発生やユーロ圏の財政危機による世界経済の破綻が、日に日に近づいて来ている一方で、国同士、民族同士、集団同士の争いは止むことなく世界各地で続いている。イスラエルのイラン攻撃だっていつ起きてもおかしくない状況にある。

出口王仁三郎翁が予言した「弥勒の世」への大峠、渡辺大起が語った新星「アルス」への産みの苦しみは、これから先、加速する時の流れと共に益々その激しさを増してくることだろう。避けては通れないこととは思うが、苦しみや悲しみの度合いが少しでも小さくて済むように祈りながら、日々、穏やかで実りある日々を過ごしたいものである。

 

 


 

 

 

 

 

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