いま太陽にさらなる異変が起きている。今年の5月7日付けの「太陽の異変」で掲載したように、太陽
においては、磁極が東西南北に4極化するという異常な現象が発生しているが、今回、太陽の表面ではこれまでに観測されたことのない巨大な爆発が観察されている。
この爆発で噴出したコロナやフィラメントの大きさは70万キロメートルというから、地球の直径・ 1万2000キロメートルのおよそ
60〜70倍の距離に相当する超巨大なものである。2010年の8月にも大規模な爆発が観測され話題になったが、今回の爆発はそれよりもさらに
大きなものである。
本来なら、この1年は11年周期のピークで最も活動期のはずなのに、このところずっと黒点の出現と太陽フレア
の発生の数が少なく、太陽活動は静かな状態が続いている。今回の大爆発はそうした状況下で起きた現象で、大きさが異常と言うだけでなく、我々がよく写真で見る「太陽フレア」と呼ばれている黒点からの爆発
とは異なる大変に珍しい現象なのである。
どうやら先の磁極の4極化現象と共に、太陽ではかってない異変が発生じていることは間違いないようである。それではなぜそうした事態に至っているのか、その変化が地球にはいかなる影響を及ぼすことになるのか、既にそのその影響は起きているのではないか?
それを知る手がかりとなるのが、NASAが今年の10月に発表したニュース、「銀河の中心を軸として南北に
25,000光年の広さで放射されている、2つの巨大なガンマ線の流れを確認」である。分かりやすく言うと、「銀河の中心」からのとてつもなく大きなエネルギーが、周辺宇宙に発せられていることを確認したということである。
このエネルギーの本質について、研究者たちには「放射線の一種であるX線やガンマ線」ということ以外には分かっていないようだが、実はこれこそが、私がこれまで著書や講演会、HP等で言い続けてきた生命エネルギーそのものなのである。NASAの研究者たちによって観測されたエネルギーの大きさは、今回の太陽の巨大フレアーに比べて数百万倍
に達するというから、その凄さの程が分かろうというものである。
この途方もないエネルギーが太陽系に届き、太陽や地球に影響を及ぼしてきているのである。地球は直接このエネルギーを受けるだけでなく、
同じエネルギーを浴び一大異変を起こした太陽からの更に増殖した生命エネルギーも同時に受けているのである。
このエネルギーこそが、地球が悲しみの星「サラス」から喜びの星「アルス」へと生まれ変わろうとしている一大変化、つまり、次元上昇(アセンション)を為し遂げる原動力に他ならないのである。
地球に起き始めている様々な異変、そしてそこに住む人間にもたらされている心の変容、それらはこれから先一段と大きくなり、程なくしてピークに達しようとしているのである。
この千載一遇のチャンス、宇宙規模のビックチェンジの機会を今や多くの人々は失おうとしているのである。まさに残念至極、痛恨の極みである。物慾、我欲を捨て、「湧玉の知識」を心に刻んで、残された日々を穏やかな気持ちで過ごしたいものである。