先にプーチン大統領の「素」が出てきた話を書いたが、その後を追うように今度は韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が「素」を出すことと相成った。
隣接する北朝鮮との間に爆弾を抱え他国と争いなど起こしている余裕などないはずの韓国、その国の大統領ともあろう方が長年の紛争の種となって来ている
竹島に自ら乗り込んで領有権を主張し、火に油を注いだのには驚かされた。
それにも増して驚かされたのは、天皇陛下に対する突然の謝罪要求である。「(天皇は)韓国を訪問したがっているが、独立運動で亡くなった方々を訪ね、心から謝るなら来なさい」という発言である。
1990年、当時の盧泰愚(のてう)大統領が来日した際に天皇陛下が述べられた、「我が国によってもたらされた不幸の時期に、貴国の人々が味わられた苦しみを思い、私は痛恨の念を禁じえません」というお言葉にふれ、「痛恨の念」な
どいう言葉一つを持ってくるなら来る必要がないというわけである。
どうやら大統領は大きな勘違いをしているようである。そもそも日本側から陛下の韓国訪問を要請したことなど一度もないのだ。来て欲しいと言っているのは韓国政府の側である。招聘する立場にいる人間が来客の心を傷つけたり、条件をつけるなど聞いたことがない。人間としての常識を疑わざるを得ない。
それどころか、大統領はものを言っている相手がいかなる立場の方かまったく分かっていないようである。世界に皇室と呼ばれる存在は幾つか存在しているが、数千年
、数万年の歴史を保ち続けて今日に至っているのは、我が国の皇室・天皇家以外にない。欧米の国々が敬意を払っている英国の皇室といえども、桁違いの短い歴史しか持っていない。
国之常立大神をはじめとする龍神系の神々が、太古の昔に人類の統治を任せるため建国した国が日本国であるなら、その中心的存在として長大な歳月に渡って統治し続けてきたのが天皇家である。九州は熊本県にある幣立神宮を訪ねてみればその歴史の一端が分かるはずだ。
昨年私が2冊の本『龍蛇族直系の日本人よ!』と『世界に散った龍蛇族よ!』を世に出すことになったのも、韓国だけでなく、中国やロシアからの日本叩きや領土奪取に備えて
、我が国が世界の盟主としての悠久にして聖なる歴史を持つ国であることを、多くの日本人に自覚してもらう必要があったからではないかと、思っている。
他に類を見ない長大な歴史を保持しているニュージーランドのワイタハ族のポロハウ長老が、シリウスからレムリア文明を経て今日に至る一族の歴史を語る中で、龍蛇族直系の日本、その頭領である天皇家は
自分たちワイタハ族の本家であると述べている。
長老の言われたことが、まさに我が国の悠久の歴史を端的に物語っている。そうした歴史を知るところなったが故に、占領国の代表として乗り込んできたマッカーサー司令官をして、天皇陛下との会見の後、「恐れ多いお方にお会いした」と敬服せしめ
るところと相成ったわけである。
その世界の盟主・日本の象徴である天皇陛下に向かって「謝りに来るなら来てもいい」などと発言してはばからない李明博なる人物の身の程知らずには、ただただあきれ
かえるばかりである。人にしろ国家にしろそれぞれには分相応ということがあるということを、この人物は知らないようである。
また、言って許される言葉と許されない言葉がある。任期が終わればただの一兵卒に戻るような男、それも身内に贈収賄で収監されるような兄弟、縁者を持つ
ような男がそれを言ってしまっては終わりである。
こんなことで、全ての韓国人が蔑まれるようなことがあっては、韓国国民が気の毒だ。今回の発言に同じ国民として恥ずかしさを感じ、悲しくなっている韓国の方から届いているメールを読むと、なおさらである。
竹島問題については難しく考えることはない。
韓国が主張しているように領有権に根拠と自信があるなら、我が国と共同でその帰属について国際司法裁判所に提訴しその判断を待ったらどうか。地球と人類が「弥勒の世」への「大峠」を迎えようとしていることは、地球規模の自然災害や経済・政治の混乱を見れば分かるはずだ。そんな時、わざわざ争いの種をまくなど、己の支持率アップのためとはいえ、してはならないことである。
今回の大統領と一部の韓国人の行動には常軌を逸した面があるだけに、我が国としては毅然とした態度を示すことが必要である。これまでのような円借款など全て止めて、日韓通貨スワップ協定も直ぐに中止するなど、先ずは経済的な支援を打ち切ることである。
今後、「ウォン安」や「経済危機」で泣きついてきても、これからは一切耳を貸さないことである。そうすれば、おのれの国の立場を理解し、短絡的な行動の愚かさにに気づくことになるに違いない。
これまで、我が国からどれだけの財政支援が為されてきたかを知ったら、頭に血が上った人々も少しは冷静になるのではないだろうか。
『龍蛇族直系の日本人よ!』に記したように、幣立神宮に伝わる「五色の面」に描かれた5つの色の人種は、龍神国・日本から世界に散って行った人々のその後の姿を現している。黄色は我が国を中心とした
モンゴル(蒙古)や台湾、フィリピンなどの東アジア系の民族を表している。
しかし、中国と韓国の民族はその中には入っていないのだ。同じ黄色であるが、その色は他の色を混ぜて作られた黄色に過ぎないのである。
つまり、彼らは「魂の種」が我々とは異なる人々であるのだ。このことを我々はしっかり頭に入れて
おく必要がある。そして、価値観や人生観が異なる民族であることを念頭に置いた上で、おつきあいをし融和を進めていくことが肝要である。
なお、中国とロシアが時を同じくして、尖閣諸島と北方4島を奪取しようと目論んできているが、それには龍体を表す我が国の一部をもぎ取ろうという
、龍体破壊の意図が隠されているのだ。それについては長くなるので、9月の講演会でお話しする予定である。