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メキシコ火山に巨大UFO突入

 

 
 


現地時間10月26日に放映された映像

 

ふと目にとまったユーチューブの映像に惹(ひ)かれるものがあったので見てみると、これがとんでもない代物で、噴煙を上げる火山の火口になにやら巨大な葉巻型の物体が落下していく姿が映されていた。あまりに衝撃的な映像であったので急いでスペイン語の翻訳者・寺石愛美さんに連絡を取って見てもらうことにした。

どうやら映像はメキシコのテレビ局・テレビサ(Televisa)が放送したもののようで、現地時間の10月25日に「ポポカテペトル山」の噴火の状況を観測するため、火山に近い丘に設置されていたテレビ局のモニターカメラに偶然映された映像であった。ポポカテペトル山はメキシコシティーの南東80キロにあるブエブラ州の活火山である。

寺石さんに訳して頂いた放送の内容、アナウンサーやレポーター、それにマルガリータ・ロサードという国際天文学連合の科学者の話を、ユーチューブ映像の下に掲載しておいたので 、映像をご覧になりながら読んで頂きたい。

レポーターは「これは長く、幅200メートル、約1キロの物体であることが分かりました」「この円筒形の本体は、側面の影の部分に比べると異常なほどに明るく見えます」と語っている。物体の大きさからして 、これが飛行機ということはあり得ない。また、火口に突入するスピードも 墜落する飛行機に比べて桁違いに速く感じられる。飛行機ならふらふら揺れながら落下するのが常である。

どこの国の学者もそうだが、今回インタビューを受けた女性の学者も同様で、何を言っているか分からないような解説で終わっている。この種の解説は聞いても何の役にも立たないこと はいつものことである 。それにしても、こんな円筒状の細長い巨大な隕石は見たことがない。もしも、単なる光の幻影(投射)だとしたら、側面に影が映っていることが説明できない。

考えられるのは、巨大な葉巻型宇宙母船か宇宙人が製造した巨大物体でしかない。小型円盤の墜落事故はこれまでにも何度か起きているので 、あってもおかしくないが、超高度なテクノロジーによって製造された母船が墜落するとなると話は別だ。 それも、噴煙を上げている火口の中へということになるとさらに謎は深まってくる。意図的に突入しているのだろうか、それとも偶然だろうか?

はっきりしていることは噴煙を上げ続けていたポポカテペトル山はどうやらこの不思議な物体が火口に突入した後に、噴火が激しくなりその後1週間にわたって噴火し続けているという事実である。その回数は 24時間以内に70回以上だというから、かなりの頻度である。

 


 
 


メキシコシティーの南東80キロにあるポポカテペトル山(2000年10月撮影)

 


ポポカテペトル山は5000メートル級の活火山で、10数年数前から、年単位で中小規模の噴火を繰り返している。気になるのは、私が『謎多き惑星地球』(下巻)に記したように、地元に住むマヤ族の人々には、ポポカテペトル山の本格的な噴火の始まりは「人類の終末の予兆である」、という言い伝えが残されているという点である。

10年ほど前にメキシコの遺跡を探索中、メキシコシティーからユカタン半島のカンクンに向かう飛行機の窓から、ポポカテペトル山を間近に見る機会があった。その時も噴煙を上げていると言うことだったので、スチュワーデスに山の近くを飛んで見せて欲しいと頼んだところ、パイロットが一乗客に過ぎない私の要望を聞き入れてくれて、航路を少し変更して頂上近くを飛行、噴煙を上げるポポカテペトル山の勇姿を見せてくれたのだ。

それが偶然でなかったのは、何度も上空を飛んでいるガイドが「こんなに近くから見たことはありません」と語ったことと、パイロットから連絡を受けたスチュワーデスが事前に窓側の席の乗客に、席を空けて私に代わるようにと頼んだことから して、間違いなかった。

その時、機内でこの山が本格的に噴火し、人類が社会的にも経済的にも大きな変革期を迎えるのはいつになるのだろうか?、と思いを巡らしたことがつい昨日のことのように思い出される。今回の出来事が伝承された大噴火のきっかけ、前兆だとすると、その時はそう遠い先ではなくなってくる。

10年前、パイロットがわざわざ航路を変えてポポカテペトル山の勇姿を私に見せてくれたことには、意味があったのかも知れない。

 

            

 

司会者
ポポカテペトル山は幾日か静かでしたが、昨日の午後(10月25日)強い噴火が確認されました。そこで、別の噴火で、私では説明できない何か、何と説明したらいいでしょう ・・・・・ 一緒に見てみましょう。何かが落ちてきています、クレーターに何かが落下しています。

これはテレビサ(スペイン語圏最大のテレビ局)の設置していたカメラで撮影した画像です。ポポカテペトル火山に非常に近い丘の上にあります。

レポーター
専門家に聞くと、これは長く、幅200メートル、長さ1キロの物体であることが分かりました。どこから来たものだと評価できるでしょうか?  飛行機以上の速度です。こうです。近くでよく見てください。この円筒形の本体は、側面の影の部分に比べると異常なほどに明るく見えます。

我々は国際天文学連合、およびメキシコ国立自治大学 (UNAM) の天文学者とメンバーにこの奇妙な物体の見解とビデオ調査を依頼しました。

マルガリータ・ロサード(国際天文学連合)
興味深い事実ですね。壮観ではありますね。
時に何かが、落ちてくることの原因は自然界には様々あります。何かが上ってくることも。

レポーター
博士は、白熱し放射された物質が火山から放出された後に、再び戻ったもののようには見えないと結論を下しました。映り出されている未確認飛行物体が隕石である可能性はあり得ますが、カメラに付属している録音機が 、隕石を示す音や爆発を捕らえていなかったことを彼女は指摘しています。
動く物体は大きな光で一本の道をつくっています。同じような状況や可能性があるとすれば隕石ですが、典型的な火の玉の外観の欠如、およびガスと残骸に伴う道は、隕石である可能性を除外するように見えます。

マルガリータ
しかしながら、それがコマ撮りカメラによって捕らえられたので、ビデオ中で示されるものとは物体の真実の外観が恐らく異なることに注目することは重要です。また、 テレビサによって作られた仮定は、この物体が火山に飛び込んだということですが、それが実際にそうか、物体が火山の後ろに 落下したのかどうかは判断することができません。

一方の片側には明確なエッジ(ライン)と光る境界線、そしてさまざまな色が見えます。その点を考えると、火山ガスと大気の相互作用だとは言い切れません。想像してみてください。(映っている物体は)1キロメートルで、200メートル幅の葉巻型の円筒形です。広い通り2つ分はあ るのです。

物体(UFO)はその右側に非常に暗い影を持っています。また、ピクセル変化は物体のまわりで顕著です。これらの点を考えると、飛行物体はコンピュータで生成 されたいたずら、あるいはオリジナルビデオの単純な異常のいずれかではないでしょうか。しかし、科学的に断定することは難しいように思われます。大変興味深い現象ではあります。しかし我々は注意深くあらねばなりません。それには確認が必要です。

レポーター
以上、サラメンデスでした。

司会者
はい。では、スローモーションカメラを見ましょう。これは、永久用に設置されているカメラです。

これはスローモーションです。このように正確に記録されていました、こう。いいですか? つまり、この記録はオリジナル で一切手を加えていません。はい!では週末に更なる専門家の説明を待ちましょう。


 

追記

和宏君から今回の不思議な映像の真相を教えてもらえそうなので、 週明けに掲載する予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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