ヨーロッパや米国が厳しい寒波と暴風雪に見舞われていることは既報の通りである。今朝ののニュースを見ると、北東部一帯をこの週末にかけて更なる暴風雪が襲うようで、シカゴやニューヨーク、ワシントンは日中でも氷点下(シカゴはマイナス8度)の厳しい寒さが予想されている。
一部の地域では、平年を20度も下回る寒気に見舞われていると報じられているところを見ると、先週から北部から南部にかけて米国の3分の2のエリアを襲っている寒波は、尋常な寒さではなさそうである。そんなニュースを見ていると、かって上映されたハドソン湾が氷に覆われた氷河期到来の映画のワンシーンを思い出す。
一方、寒さとはあまり縁がなさそうに感じられる中東も強い寒気に見舞われており、11日にレバノンに降った大雪はシリア難民キャンプを雪で覆ってしまった。十分な支援が行き届かない中で厳しい生活を送っているシリアからの難民たち、そこに慣れない大雪と寒さの襲来である。
残雪は寒さをもたらし、解ければ水浸しの生活を余儀なくされることになるに違いない。そんなことを考えていると、なんともいたたまれない気持ちになってくる。今日は先日のマヤの映画「Shift
of the
Ages」の上映会で得た収益金と寄付金の一部をわずかばかりであるが、「国境なき医師団」と「国連UNHCR協会」を通じてシリア難民の皆さんとフィリピンの台風被災者に
送らせて頂くことにした。