新年度予算の不成立による政府機関の一部機能停止で揺れる米国。 さらに17日には債務上限問題でデフォルト(国家破綻)の発生が懸念され
おり、 国民は不安な気持ちでオバマ大統領と共和党との対決
を見守っている。一歩間違うとリーマンショック以上の経済の混乱が予想されるからである。そんな中、米国国民は政治だけでなく、新たな自然災害
の脅威にもさらされようとしている。
一つは、大型の熱帯低気圧カレンの襲来である。アラバマやルイジアナ、フロリダの各州には非常事態令が発動され、昨日のABCニュースでは非難が始まっている
様子が伝えられていた。
あれから1日経った現時点では、既にこれらの地域はハリケーンの上陸によって大きな被害が発生しているものと思われるが、まだ詳しい情報が入っていないので、その様子は明日以降にお知らせすることにする。
一方、目を中西部に転じると、サウスダコタやワイオミング州、ユタ州
、ネブラスカ、コロラド州など広い範囲が季節外れのブリザード(雪嵐)に襲われている。サウスダコタやワイオミング州の降雪の状況を見ると、とても10月初旬とは思えない大雪の景色が広がっている。
今日のところは、こちらの状況だけを写真で見て頂くことにする。
予算不成立の影響で科学系や気象系の機関、たとえば、アメリカ航空宇宙局(
NASA )や、アメリカ海洋大気庁( NOAA )などが閉鎖されているが、そんな中で、アメリカの気象業務を担当するアメリカ国立気象局のサイトのトップページが突然更新を再開されたところをみると、気象局は今回のブリザードやハリケーンが尋常な事態でないと考えているようである。